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日本語教師指導要綱(養成講座教材テキスト閲覧)

「日本語教師養成420時間総合講座」
教師用マニュアルとなる日本語教師指導要綱1と2について

本書「教師指導要綱」を含む講座前半を終えての感想
講座の前半を通して印象に残ったことは、助詞「は」と「が」の違いを徹底的に理解させられ、それを説明できるようにさせられたことのような気がします。それと、新しい構文、表現や語彙なども反意語、反意構文などと対比させて同時に教えると、わかりやすいと言う事がわかりました。その他、教え方が大変実践的で詳細に書かれているなと思います。

また14代表動詞の辞書形からのグループ分けに始まり使役受身の作り方まで、大変役に立つ事ばかりで、毎回、発見、感動の連続でした。まだまだ初期の段階だと思いますが、ここまで本当に楽しく学習することができています。引き続き後半もどうぞご指導のことよろしくお願いいたします。(フランスご在住の57歳女性)

日本語教師指導要綱 I

この「日本語教師指導要綱I」(Spoken Japanese Beginners I Teacher’s Manual)テキストは、こちらの「Spoken Japanese Beginners I」(生徒用のテキスト)の和訳版で、日本語を教える教師、つまりあなた用にこのテキストがあります。

「Spoken Japanese Beginners I」はローマ字と英語でしか記述されてませんが、この「日本語教師指導要綱I」テキストでは日本語で解説してますので、基本的には辞書をひく必要はありません。

また、「理論を学ぶ」と言っても、いわゆる国語文法(学校文法)とは違い、外国人(ここでは英語圏の人々)から見た日本語の体系化を学びますので、国語文法が苦手だった人でも、「白紙の状態から」日本語の文法を整理していくことができます。

教師がまずテキストを理解しておかなければ、とうてい生徒に教えることはできませんから、本テキストでは具体的かつ詳しく丁寧に説明しています。

学習を進めていく上のコツですが、できれば本書を先に読み、それからテキストと解説用CDを利用するようにしてください。また、日本語教育に関しての基礎的な知識も本書を通じて習得できるよう、配慮してますので、ワークシートの課題以外のところも必ず目を通して理解しておいてください。

日本語教師指導要綱表紙
▲A4(見開きでA3)サイズ、100ページ、厚さ1cm弱▲

本書の構成

この日本語教師指導要綱I(教師用マニュアルI)は「Spoken Japanese Beginners I」同様、全20課からなり、各課は次のように5つから構成されています。

  1. 概要
    その課の内容と目標を他の課と関連させながら、かいつまんで説明しています。
  2. テキストの和訳と解説
    テキストのexplanation(慣用表現の説明)とgrammar(文法)の和訳とそれに関する解説をしています。内容を把握したら、できるだけテキストを見ないで英文の説明ができるように練習してください。テキストに書かれている通りに覚えて結構です。
  3. 口頭練習
    基本的に各課のexercisesから代表的なドリルを選抜して練習のさせ方と指導上の注意点を説明しています。
  4. 追加学習
    テキストにあるextra studyで、その教え方に特に注意を要するものに限って解説を加えています。
  5. 復習
    テキストにあるReviewは復習のさせ方で、特に心がけてもらいたいことがある場合に解説を加えています。

内容(目次)

(一部抜粋)

  • 第1課 あいさつ
    慣用表現の説明・・・「今日は」「はじめまして」「どうぞよろしく」「さん」
    文法・・・語順、助詞「は」、否定形「ではありません」、助詞「か」
    口語練習 代入練習/追加学習 数について
  • 第2課 それは何ですか
    文法・・・指示詞「これ」「それ」「あれ」、疑問詞「何」
    口語練習 質疑応答練習/追加学習 お金の数え方と時刻について
  • 第3課 この本は私のです
    慣用表現の説明・・・「聖子さんの本」「はい、そうです と いいえ、違います」「どなた」
    文法・・・助詞「の」「と」「も」指示詞「この、その、あの」
    口語練習 翻訳練習
  • 第4課 今日は暖かいですね
    慣用表現の説明・・・「コーヒーはいかがですか」「はい、お願いします と いいえ、結構です」「はい、どうぞ」「どうもありがとうございます と どういたしまして」
    文法・・・形容詞(イ形容詞、ナ形容詞、イ形容詞とナ形容詞の叙述用法、イ形容詞とナ形容詞の修飾用法)、助詞「ね」、助詞「よ」
    口語練習 変換練習/追加学習 曜日について
  • 第5課 何をしますか
    慣用表現の説明・・・「そうですね」「なん と なに」「日本の映画です」「英語の本です と ジャズです」
    文法・・・動詞の現在・未来時刻/助詞「を」(1)
    口頭練習 代入練習/復習 復習のさせ方
  • 第6課 週末は何をしましたか
    慣用表現の説明・・・「そして」「そうですか」
    文法・・・動詞の過去時制/助詞「に」(1)
    口頭練習 結合練習/追加学習 数と時の表現について
  • 第7課 よくパブに行きますか
    慣用表現の説明・・・「あまり」「それから」
    文法・・・助詞「で」(1)、語順(II)
    口頭練習・・・穴埋め練習
  • 第8課 行きましょう
    慣用表現の説明・・・「もう見ましたか」「いいえ、まだです」「それはいい考えですね」
    文法・・・動詞の提案形「ましょう」、助詞「に」(2)、助詞「で」(2)
    口頭練習 語句再編練習/追加学習 時刻について/復習
  • 第9課 日本に行きたいです
    慣用表現の説明・・・「全然」
    文法・・・動詞の願望形「たいです」、助詞「に」(3)
    口語練習 質疑応答練習/追加学習 月日について
  • 第10課 一昨日は寒かったですね
    慣用表現の説明・・・「いかがでしたか」、接続詞「が」と「でも」、「大丈夫です」
    文法・・・形容詞の過去形(イ形容詞、ナ形容詞)、「たいです」の過去形ぶ口語練習 復唱練習
  • 第11課 漢字を書くことができますか
    文法・・・動詞の辞書形、三種類の動詞(第一群動詞、第二群動詞、不規則動詞)、動詞の辞書形+「ことができます」、14代表動詞と辞書形からます形への作り方
    口語練習 変換練習
  • 第12課 座ってください
    文法・・・動詞のて形、肯定の要請形
    口語練習 語句再編練習/追加学習 親族関係用語(謙譲体)について
  • 第13課 何をしていますか
    慣用表現の説明・・・「もしもし」「ええ と はい」
    文法・・・動作の進行状態、動詞のテ形+「いる」の四時制形
    口語練習 展開練習/追加学習 親族関係用語(尊敬体)について/復習
  • 第14課 借りてもいいですか
    慣用表現の説明・・・「見ませんか」
    文法・・・動詞のて形+「いる」(慣用的用法)、動詞のて形+「もいいです」、動詞のて形+「はいけません」、接続詞としての動詞のて形、原因節「から」、助詞「へ」
    口頭練習 会話練習
  • 第15課 忘れないでください
    文法・・・動詞のない形(辞書形からない形への作り方、否定の要請形)、日本語の動詞の四基本型(14代表動詞の使い方、四基本型を使ったいろいろな表現)
    口語練習 暗唱練習(読み方の練習について/聞き取り練習について)
  • 第16課 銀行があります
    慣用表現の説明・・・「分かりました」「どのくらい」
    文法・・・存在を示す「ある」、助詞「が」、助詞「から」、助詞「まで」、助詞「を」(2)
    口頭練習 質疑応答練習
  • 第17課 コアラがいます
    文法・・・存在を示す「いる」、「いる」と「ある」の場所表現、場所・位置に関する便利な表現
    口語練習 道案内練習/復習
  • 第18課 魚が好きですか
    慣用表現の説明・・・「じゃ(じゃあ)」と「では」
    文法・・・助詞の「は」と「が」を伴う構文(1)
    口頭練習 変換練習
  • 第19課 本を読むのが好きです
    慣用表現の説明・・・「上手です」
    文法・・・名詞化「の」
    口頭練習 変換練習/追加学習 数について
  • 第20課 今日は天気がいいです
    慣用表現の説明・・・「知っています」「それは残念ですね」
    文法・・・助詞の「は」と「が」を伴う構文(2)、動詞の前ない形+「なければなりません」、動詞の前ない形+「なくてもいいです」
    口頭練習 文章完成練習/復習

日本語教師指導要綱サンプル1日本語教師指導要綱サンプル2
▲テキスト中身:クリックをすると拡大画像をご覧いただけます▲

以上が日本語教師養成講座の「日本語教師指導要綱I」の解説となります。

日本語教師指導要綱 II

この「日本語教師指導要綱II」テキストは、上記「日本語教師指導要綱I」テキストの続きで、「Spoken Japanese Beginners II」の和訳版です。
全20課(21~40課)から構成され、各課は以下のように3段階にわかれています。

日本語教師指導要綱2表紙
▲A4(見開きでA3)サイズ、108ページ、厚さ1cm未満

内容

  1. 【概略】
    その課の内容と目標を他の課と関連させながら、かいつまんで説明しています。
  2. 【テキストの和訳と解説】
    テキストのexplanations(慣用表現の説明)とgrammar(文法)の和訳とそれに関する解説をしています。ただし、テキストの英文で意味が理解できる人は飛ばしても構いません。

  3. 【追加学習】
    その課とは直接関係なくても覚える必要があるものも含め、その和訳と解説が記載されています。
  • 【備考】:テキストの時間配分
    「Spoken Japanese Beginners II」(「日本語教師指導要綱II」)は一課につき、おおよそ3時間かけて教えていきます。もちろん、生徒の習得具合によっては2時間になったり4時間になったりする場合もありますから、日本語教師のみなさんの判断で臨機応変に対応するよう、心がけましょう。

日本語教師指導要綱IIサンプル1日本語教師指導要綱IIサンプル2
▲クリックでテキスト内部の拡大画像がご覧いただけます。

<テキスト目次>一部抜粋

  • 第21課 寿司の方が好きです。
    慣用表現の説明・・・「お願いします」「~にします」「一つ」「かしこまりました」「込んでいます」
    文法・・・比較(I)、助詞「と」(2)、助詞「より」、要請形「名詞+を下さい」
    追加学習 助数詞(1)
  • 第22課 どなたが来ますか
    慣用表現の説明・・・「どうですか」「やっぱり」文法・・・助詞「が」(2)」、助詞「が」と「は」、形容詞+「そうです」
    追加学習 助数詞(2)
  • 第23課 歌い過ぎないで下さい
    文法・・・「動詞の前ます形+やすいです」(イ形容詞)、「動詞の前ます形+にくいです」(イ形容詞)、「動詞の前ます形+始める」(第二群動詞)、「動詞の前ます形+終わる」(第一群動詞)、「動詞の前ます形+に行く」(第一群動詞)、「動詞の前ます形+に来る」(不規則動詞)、「動詞の前ます形+過ぎる」(第二群動詞)
    (以下略)

以上が「日本語教師指導要綱II(日本語教師用マニュアル)」のテキスト概要になります。

※テキストのデザインや内容等は改訂により変更が生じる場合がございます。予めご了承ください。

受講生・修了生より「日本語教師指導要綱」について

アメリカの大学に就職「この講座のテキストも使って教えます」
私が在学していたアメリカの大学に確認したところ、仕事となると資格、もしくは420時間講座修了条件がいるとのことで、受講した次第です。おかげさまで今年の夏からアメリカで日本語教師として働くことになりました。

今再度、動画や解説音声を使って復習をしております。Spoken Japanese Beginners、教師指導要綱、直接法などの御校で独自に作られた教科書も使って教えていきたいと思います。(北海道ご在住の26歳女性)

オンライン日本語教師で役に立っている(受講生の声)
オンラインで日本語を指導している中で、学習者の質問で悩むことも多かったのですが、教師指導要綱I&II、SPOKEN JAPANESE BEGINNERS I&II、日本語教授法直接法、全テキストが強い味方になってくれました。もちろん、今後教育機関で指導する機会を得たときなどにも指導のベースになる学びができたと確信しています。(スウェーデンご在住の29歳男性)→この感想文の全容はこちら[【受講体験談】通信の日本語教師養成講座420時間]にてご参照ください。

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