まず講座の前半から「教え方」を学ぶ、この通信の日本語教師養成講座の受講生の中には、
- 日本語を教えてくれと頼まれて我流で教えてみたけれど、うまく教えられず限界を感じた。
- 日本語教育能力検定試験を独学で不合格。リベンジで通信で勉強しなおす。
- 自己流で日本語教育を学んだものの、教え方のノウハウを学び直したい
といった方々もいらっしゃいます。
そんな皆さんからお寄せいただいた受講動機などをご紹介します。
日本語教師養成講座の【受講動機】
20代
登録日本語教員(国家資格)の筆記試験が独学だと不安なため
登録日本語教員(国家資格)の制度が始まるといわれる中、今年の日本語教育能力検定を逃したため、来年度の筆記試験に挑戦したいと考えております。独学では不安な点が多いため通信の講座を受講したいと考えております。よろしくお願いいたします。(福岡県ご在住の21歳女性)
独学に不安を感じた
独学で学ぼうと思っていたが内容の難しさに不安を感じた。(大阪市ご在住の23歳女性、保育士/幼稚園教諭)
30代
オンラインでいきなり教えることに不安があるため
間接法で教えることも視野に、主にオンラインで日本語教師として日本語を教えたいと考えている。去年、日本語教育能力検定試験に合格したものの完全独学だったので、教える技術などは身についていない。そのため、いきなり教えることには不安があるため受講しようと思った。(愛知県ご在住の30歳女性)
検定合格だけでは足りないと感じた
介護の職場にて、技能実習生が配属されたことをきっかけに日本語教育に興味を持ちました。独学で日本語教育能力検定試験に合格したものの、ただ暗記し詰め込むだけになってしまった部分が多く、きちんと理解をしてアウトプットの機会ももちたいと思い、今回受講を考えています。介護や福祉の日本語を教えられるような人になりたいです。(埼玉県ご在住の30歳女性)
ボランティアからプロへのステップアップとして
以前から日本語教師には興味があり、独学でボランティアとしてフィリピンの子どもたちに日本語を教えていたが、しっかりと知識や指導法を身につけ、今後仕事として行っていきたいという思いが強くなった。(神奈川県ご在住の30歳女性)
独学には限界があり申し訳なく感じていた
オーストラリア在住で現地の学生数人から日本語を教えてほしいと言われ教えていました。ただ独学では限界があり意欲のある学生に対して申し訳ないのと、こちらの日系求人広告に記載の日本語教師募集の応募条件に、本講座修了を含む3つの要件いずれかを満たしていることが必須であることがほとんどのため、今回受講を決めました。幼い子どもが二人いるので思うように学習が進まないかも知れませんが、久しぶりに勉強できることを楽しみにしております。(オーストラリア・ビクトリア州ご在住の39歳女性)
独学プライベートレッスンから就職の幅を広げたい
現在、台湾で台湾人の夫と暮らしており、数年にわたり独学で日本語をプライベートレッスンで教えてきましたが、資格があったほうが就職の幅が広がると思い応募いたしました。(台湾ご在住の39歳女性)
独学での学びを形にして残しておきたい
元々 言語の学習が好きで現在も独学で学んでいますが、その学びを何かの形で残しておければと考えました。
また、海外で暮らしていて日本語を教える機会が多いので、より専門的に深めていければと思っています。(アメリカ・カリフォルニア州ご在住の39歳女性)
オンライン日本語教師としてスキルアップしたい
オンラインにてコミュニーチューターとして、二年間働いていますが、事前に日本語教師養成講座など受けず独学で準備して仕事を始めたため、ここでスキルアップしたいと思いました。(宮城県ご在住の39歳女性)
40代
無資格、スキル無しに限界を感じたので
子ども達も学校に行き出し、時間が出来た事と、その子ども達に定期的に日本語を教えているのですが、特に資格、スキルのない自分自身に限界を感じた為、この際一から何かを勉強してみようと思いました。(イギリスご在住の41歳女性)
修了証というゴールがあれば
シンガポールでの育児も落ち着いてきて、将来に向けて、自分ができることで日本をお伝えする生き方ができれば最高だと思うようになりました。独学で勉強をしてきましたが、難しいと感じて、サポートがあれば頑張れそうだと思ったので。また、修了証というゴールを目指そうと思ったため。難しそうだ、、。と感じておりますが、頑張ってできないことでも無いとも感じました。頑張って挑戦してみたいです。宜しくお願いします。(シンガポールご在住の43歳女性)
翻訳業から次なるステップアップへつなげたい
数年前までフランスのカルチャーセンターで日本語を教えていましたが、レベルが上がるにつれ我流の教え方に限界を感じ、現在は翻訳業をメインにフリーランサーとして活動しています。今回、日本語教師養成講座を始めることで日本語教授法(特に間接法)を学び、母語である日本語と客観的かつ論理的に向き合って、フランス生活での次なるステップアップに結びつけれたらと思っています。(フランス在住15年の43歳女性)
生徒の質問によりスムーズに答えられるようになりたい
独自(独学)で日本語を教えていました。生徒さんからの質問によりスムーズに返答ができたらいいなと思い受講を決めました。(オーストラリア・QLD州ご在住の43歳女性)
検定合格へより確実な道
日本語教育に興味を持っております。既に参考書を手に入れ、独学で日本語教育能力検定試験を受けようと思ったのですが、旅費を払って日本へ行き、さらに不合格の可能性も考えると、貴校の通信教育を受講するほうが確実なのでは、と思いました。(ハワイご在住の44歳女性)
日本語について質問に的確に答えられないもどかしさ
海外に住んでいるので、日本語についての質問や教えてほしいと言われる機会が多く、その時にわかりやすく教えてあげられないことにいつももどかしさを感じていました。日本語の教え方の入門書などで独学したことがありましたが、日本語の難しさを感じ、もっときちんと体系的に学びたいと思い、友人に紹介してもらったこちらの通信講座をの受講をしたいと思いました。(ハワイご在住の45歳女性)
日本語を教えてほしいと頼まれることが多い
日本語を教えて欲しいと頼まれる事が多々あります。独学で勉強するのには限界があるのを感じ このコースを受講したく思っております。(イタリアご在住の46歳女性)
50代
検定不合格→420時間
独学で日本語教育能力検定試験を受けましたが、不合格でした。貴講座の通信講座で420時間を終了できるので、受講料も自分の貯蓄で賄えると思い、受講を考えました。ですが、年齢は50歳台です。どんな形でもよいので、これから日本語教師ができたらよいと思っています。仕事としてやれるのであれば、パート職でも結構です。職歴としましては約15年会社務めをし、現在はパート職で大学の事務職をしております。また主婦でもありますので、時間的に通学は難しいため、貴講座の通信講座を受講できますと幸いです。(東京ご在住51歳女性)
独学だとなかなか頭に入ってこないので
現在台湾で10年以上日本語講師をしています。大学院修士課程を卒業しています。日本語教師資格を得るために、独学で勉強してますが、なかなか頭に入ってこないため、受講を考えています。(台湾ご在住の52歳女性)
2回の検定不合格を経て
独学で2018年、2020年と日本語教育能力試験を受けましたが最低ラインの不合格でした。(日本語ボランティアの)教室活動についても独学では限界があり、日本語、英語を両方学べるJegsで一から勉強しなおそうと思い、受講を希望します。(神奈川・茅ヶ崎ご在住の57歳女性)
日本語を教えられるスキルを形として表したい
カナダに住んでおり、いろいろな教科書を使って独学で日本語の教え方を学び、自宅で教室を開いてから10年になります。やはり修了書などを提示できれば、それが一つの証明となると考えています。よろしくお願いいたします。(カナダご在住の58歳女性)
我流で外国人従業員に教えていた
アメリカの日系企業で働いています。アメリカ人従業員に日本語を我流で教えていますので、系統だった教え方を見につけたいと思います。そのために英語で日本語を教える「間接法」の教授方法を取得できる本コースを選びました。また、日本語教師の資格も取得できればと思っています。(アメリカご在住の59歳女性)
独学と通信講座はどう違うのですか?
Q. 通信講座も一人で勉強するので一種の独学になると思うのですが、独学と通信教育との違い、通信のメリットは何ですか?
↓
A. まず「独学」という単語についてですが、
独学(どくがく、英語autodidacticism)とは、学ぶにあたって、先達者の指導を仰ぐことなく独力で目標をたてて習熟しようとする学習方法、能力開発の方法である。
(https://ja.wikipedia.org/wiki/独学)
とありますように、先生につかず、ひとりで勉強することです。
(1)添削講師に質問できる
通信講座では、講師から添削指導を受けます。わからないことがあったら、個別に質問もできますので、その辺りが独学と違います。
(2)「形」の積み重ね
また、上述の受講動機に、
サポートがあれば頑張れそうだと思ったので。また、修了証というゴールを目指そうと思ったため。
とありますように、通信講座の場合、学習過程が「形」になりますので、モチベーションの維持につながります。例えば、毎回毎回ワークシートが添削されて返ってくる、とか前半を修了したら前半の頑張りが「修了証」という形に表れて返ってくる、全課程を修了すれば、全課程の修了証がもらえる・・・といった具合です。
通信講座のガイドに従って1つひとつ自動的に課題をクリアしていくことで、定期的に目に見えた形(小さなゴール/小さな成功体験)を積み重ねていけるので、モチベーションを維持しながら、道を見失わずにゴールまでたどり着ける、というメリットがあります。
(3)テクニックに走らず生徒目線が大切
この講座は、日本語教育能力検定試験対策の学習も含まれていますが、検定合格者は、以下のようなこの講座の特性を挙げています。
常に生徒目線に立ち返る「原点回帰」が大切
通信講座の添削指導を通じて学んだ基本的なこと(というよりは基本的な考え方)を常に思い出しながら、日本語を学ぶ生徒のために何が必要であるのか、そのために今、自分は何を学ぼうとしているのかという点に立ち戻るようにしました。試験対策の袋小路に入り込まないために基本的な考え方に戻ることは良かったと思い返しています。
この講座を通して一貫しているように、常に念頭に置くのは生徒のための日本語教育理解です。このことは実際に日本語を教える上で不可欠であるというだけでなく、検定の小論文試験の対策としても大切であり、常に生徒を想定した問題意識を抱くことが必要かと考えます。
→この感想の全文はこちら[ 日本語教育能力検定試験【通信講座】合格者の声 ]にてご覧いただけます。