このページでは、オーストラリアで日本語教師になる方法などを勤務先のパターン別に、実際のモデルケースや、アルバイト・フルタイム、待遇・給料・資格・求人などの情報を紹介しています。

目次

 オーストラリアの日本語教育の実状

オーストラリアで日本語教師になるには、まずはオーストラリアの日本語教育の実状の全体像を把握しておく必要があります。
オーストラリアの日本語学習者数はこちら今後、日本語教師の需要と将来性がある国の表でも記載してある通り、世界第4位ではありますが、4位だからといって、世界で4番目に「日本語教師になりやすい国」というわけではありません。この学習者数にはカラクリがあるので内訳に注意が必要です。

オーストラリアの日本語学習者実状

と言いますのも、オーストラリアのこの日本語学習者は単に、オーストラリアの小・中・高校などで第一または第二外国語として「なんとなく」日本語を選択している子供が多い、というだけで、オーストラリア人の大人が民間の語学学校などでお金を払って日本語を学んでいる数字ではないのです。(そこがアジアの日本語学習者数内訳と異なります。)

そして日本語を選択している生徒は低学年に集中しており、どの学校も学年が上がる毎に、「日本語ではテストで高得点が取れない」ため、日本語学習から離脱していきます。

例えば1つの学校で、日本語学習者が低学年の頃には100人いたとしても、卒業する頃まで学習し続けている人数は5人以下程度に減少してしまっているのが、オーストラリアのどの学校でも共通の傾向なのです。

まとめると、オーストラリアで日本語学習者がいるのは小中高校がほとんどであり、そこで日本語教師として働くには実質、オーストラリアの小中高校の教員になるしかなく、非常に門戸が狭いということになります。
(オーストラリアの教員免許が必要であり、「420時間」や「検定合格」はあまり関係ありません。)

つまり、オーストラリアでも数字上の受動的な日本語学習者数はあっても、能動的な学習者(お金を払ってまで日本語を学習したい、という人)はほとんどいない・・・よって、「履歴書を持っていけば雇ってくれる語学学校がある、という就職活動のイメージ」はあまり成立しないのがオーストラリアでの日本語教師事情です。

【補足】オーストラリアでの日本語教育の陰り
上述の通り、オーストラリアの日本語学習者数は世界第4位ではありましたが、実は前回調査の3位からインドネシアに抜かれて4位に後退、徐々にオーストラリアでの日本語学習者数は減少していっています。

世界の時代の流れとともに、欧米圏での日本語教育は年々、衰退(廃止)していっています。
オセアニアの代表たる2国、オーストラリアとニュージーランド(NZ)は、英語圏の国の中では比較的 日本語学習需要、日本語教育環境が整っている国として有名でした・・・が、1980年代の日本のバブルの余韻も完全に切れた2010年頃からオセアニアの日本語教育事情にも明らかに陰りが見えてきており、NZに至っては2012年2月「今後はマンダリン(中国語)教育に力を入れる」旨、首相が宣言し、日本語教育を廃止する学校が続々と現れ、職を失う日本語教師も出てきています。→詳細:[ ニュージーランドの日本語教育の現状]

オーストラリアのほうは、NZよりも人口が多く学校も多いため、NZほどの急激な変化は表面上は感じられないかもしれませんが、しかし、日本語教育事業に携わる身としては、オーストラリアにおいても「今年から日本語のクラスは廃止になった」という学校からの生々しい声は毎年一定数、確実に届いており、NZ同様、オーストラリアも今後は徐々に日本語教育は衰退していくことが安易に推定できます。

 オーストラリアで日本語教師になる方法

以上のような厳しい現状の昨今ですが、そんな恵まれた(恵まれていた)環境のオーストラリアでも、日本人だから即、日本語教師になれるわけではないのは今も昔も変わりません。

オーストラリアで「日本語教師」として働くには、大きく分けると次の3種類になります。

「どこで日本語教師として働くか」

オーストラリアは、世界の中でも比較的日本語教育はさかんなほうですが、上記A~Cいずれのパターンでも日本語教師になること、そして日本語教師だけで生計を立てるのは簡単ではありません。
以下、A~Cの順に、オーストラリアで日本語教師になる方法をまとめていきます。

(A)公立・私立の小・中・高校など初等・中等教育機関でなるには?

(一部の私立校を除いて)基本的にオーストラリア人が教員になるのと「同じ資格」が求めらます。
「同じ資格」とは、

1)教員養成課程(3年)修了または一般学士課程(3年)を修了後
2)教職課程(1~2年)を経て、免状Diploma of Education(Dip.Ed)を取得後
3)各州ごとの採用試験に合格

といったものです。→この[ 実際のモデルケース ]

1)2)の課程で、(日本語教師としてではなく)外国語教師としてDip.Edを取得することになりますので、日本語から離れた、一般教養や教育実習などを主に学習しなければなりません。

また、オーストラリア国内でも州によって、教師になるための規定があります。例えば小中高校等で日本語教師として教えたい場合、州によっては大学の教育学部の中で、LOTE(Language Other Than English)コースの「Japanese Language」も専攻しておかなければなりません。LOTEコースを履修しておかなければ、オーストラリアでの教員免許は取得できますが、その州内で「日本語を教えること」はできない、というルールがある場合があります。
ですので、ご自分が教師として働こうとする各州の規定を事前に確認して、大学の履修コースを選ぶことがポイントです。

ご参考までに、1)2)の課程で、日本語教師養成コースをもつのは下記の教育機関です。

日本語教師養成コースや日本語関連の学科を持つ大学

 日本語教師養成コースをもつ教育機関

  • シドニー工科大学(UTS) 国際関係学部/教育学部:
    Graduate Diploma in Languages Teaching(言語教師養成)コース:
    →学部(3年) →免許課程(1年)→日本人対象免状課程(1年)
  • セントラル・クイーンズランド大学 教育学部 イマージョン教育学科:
    →学部(3年)

 その他 日本語関連の学科を持つ大学

  • オーストラリア国立大学 アジア研究学部日本センター:学部課程(3年間)
  • クイーンズランド大学 人文学部アジア言語学科:学部課程(3年)→修士課程(1年)
  • クイーンズランド工科大学:Queensland University of Technology(QUT)2年(夏季コース1.5年)
  • グリフィス大学
  • シドニー大学 人文学部日本韓国学科:学部課程(3年)→修士課程(1年)
  • ニューサウスウェールズ大学 人文社会科学部 日本韓国学科:
    →学部課程(3年)→免状課程(1年)→修士課程(1年)
  • マッコリー大学 現代言語学部 日本研究学科:
    →学部課程(3年)→免状課程(1年)→修士課程(1年)
  • メルボルン大学アジア社会言語センター
  • モナッシュ大学 人文学部日本研究学科:学部課程(3年)→修士課程(1年)
    (Monash University, Graduate Diploma of Education1年:オーストラリアの日本語教師のコース)

※上記内容は各機関都合で予告なく変更されている場合がございますので、より正確な詳細は各機関のwebなどでもご確認ください。

では、上記課程を履修し、資格を取ったら「安泰」なのでしょうか。

・・・現実はなかなか厳しいものがあります。
(日本語教師を含む)外国語教師の正規定員自体が頭打ち(飽和状態)の状態です。また、オーストラリア人の教員(特にセカンダリーなど)は、通常一人で2科目以上を教えることが奨励されており、日本語教師として、日本語だけを教える常勤教師になるのはかなり難しいものがあります。
さらに、日本語の需要のピークは過ぎ、最近では中国語やスペイン語の履修のほうが推奨され、厳しい学校の予算下、日本語教育を廃止する学校も増えてきており、職を失う日本語教師も出てきています。

 小中高校でなるモデルケース

モデルケース1:VIC州
日本の四年制大学を卒業後、

23歳の1月にオーストラリア・ビクトリア州立モナッシュ大学・大学院に入学
1年半:Master of TESOL(Teachers of English to Speakers of Other Languages)及びTEFL(Teaching English as a Foreign Language)等を専攻後、

1年:Graduate Diploma of Education(日本語教師コース/オーストラリアの教員免許)取得。

26歳~ オーストラリアの公立学校(プライマリー・スクール等)で日本語教師として就職。
モデルケース2:NSW州

オーストラリアの「日本語教師ボランティア」で現場を下見してから「日本語教師」へ・・・例

オーストラリアのNSW州の公立小学校で日本語教師アシスタント・ボランティアとしてご活動されていたT.H.さん。次は、オーストラリアでの永住と日本語教師デビューへの道が待っているそうです。

T.H.さんは、日本国内での英語の教員を目指して、日本の大学で英語の教職課程を履修。

大学4年生の時、「このまま外の世界も知らずに日本で教師になってよいものか」と疑問と不安を抱き、かつ「海外では外国語をどのような方法で教えているか?」・・・を知りたくて、卒業と同時に「日本語教育が盛んな環境である」との理由でオーストラリアの日本語教師アシスタント・ボランティア・プログラムに参加。NSW州の生徒数50人ほどの小学校でご活動される過程で、ご自身の将来の目標がはっきり見えてきたようで、1年のアシスタント活動を終えられ、春に一時帰国。

5月にはまたシドニーに戻ってきて、UTS(シドニー工科大学)の大学院で、教職を取りLOTE Teacherの資格を取るとのこと。
彼女が順調に2年間UTSの大学院で勉強すれば、まだ20歳台前半と年齢的にも若いことから、永住権も取れる可能性があり、将来的にはオーストラリアで「日本語教師」になれそうです。「日本語教師アシスタント」の1年間の経験も有利に働くことでしょう。

モデルケース3:QLD州

オーストラリアの各大学にて、

  1. Bachelor of Education(4年コース)
    または、
  2. Graduate Bachelor of Education * (四大既卒者大正の2年コース/Summer Courseは1.5年)
    などの教育学の学位を取得後、
  3. Teacher Registration Boardに登録し、各学校へ採用活動(就活)を行う。

上記2 *印のGraduate Bachelor of Educationの、クイーンズランド工科大学の一例です。

クイーンズランド工科大学:Queensland University of Technology(QUT)のGraduate Bachelor of Education コースに入学し、教育心理学やクラスマネージメント、オーストラリアの学校システムなど規定のカリキュラムを受講する。教育実習は計16週間あり、1学期目に週1回×10週間、2学期目と3学期目に4週間ずつ、最終学期に6週間おこなう。その教育実習の最終週に、

→[教育実習地が公立学校の場合]:この公立学校の校長または教頭先生、および担当のスーパーバイザーと面接を実施、「1~4・不合格」(1>2>3>4>不合格)などの評価を受ける。評価が低い場合、例えば3などの場合は、教師としての就職希望地に制限が設けられる。例えば人気の主要都市(ブリスベンやゴールドコーストなど)では勤務できず、地方へ派遣されることになる、など。

→[教育実習地が私立学校の場合]:教育実習中の、担当のスーパーバイザーからコメントを得て、このコメント評価が良く、私立高校からの要望(勤務条件等)に合致すれば、私立高校での採用が決まる。(公立高校のように数字の評価は私立の場合はあまり関係ない。)

そして、学校にスポンサーになってもらってワーキングビザなどを取得する。

※本頁記載の大学のコースや進路等は、あくまで過去の実例であり、現地情勢や各大学都合により予告無く変更されている場合がありますので、年次、各大学の案内等を確認するようにしてください。

(B)大学などの高等教育機関でなるには?

特に規定はありませんが、教授(Lecturer等)として日本語教師の職を得るには、一般的には上記(A)の1)2)の課程に加えて、「修士号」および「博士号」が必要な場合が多いようです。また、論文を作成できるに値する数年以上の十分な日本語教育経験や、これまで担当した概要(コースのアウトライン、シラバス、教案、副教材、学生からの授業評価など)や、執筆論文や記事、出版物、実務関係の業績に関する資料などが求められることが一般的です。

また、これはオーストラリアに限らず、海外の大学勤務に共通の注意点ですが、大学勤務の場合、「日本語を教えるために採用される」というよりかは、日本文学や日本の芸術などの専門分野を教えるために講師として採用されることが多く、日本についての唯一無比の専門性を持っていることが求められ、その専門性と大学のニーズが合致した際に初めて雇用が生まれます。そうした専門科目を教える傍ら、「週に1,2度程度、(オマケで補足的に)日本語も教える」というのが大学での日本語教師の一般的な勤務例であり、単に日本語を教えることが主目的での採用はほとんどないのが大学勤務の実状です。

(C)民間の語学学校・日本語学校などでなるには?

特に規定はありませんが、「日本語を教えられる能力があることの証明」があれば有利です。例えば、以下A~Cのようないずれかの資格に加えて、「経験」と「語学力」そして就労することができる「適正なビザを保有していること」を求めている場合が多いようです。

A.日本語教授法(日本語教師養成)420時間コースの修了者
B.日本語教育能力検定試験合格者
C.日本またはオーストラリアの大学にて日本語教育専攻または副専攻

オーストラリアは日本の「法務省告示の日本語教育機関」に適用されるような資格規定の縛りはありませんので、こちらの通信教育の日本語教師養成講座420時間を受講して、ワーキングホリデービザをお持ちの方などが、以下のような民間の語学学校などで日本語教師として働く人もいらっしゃいます。

  • Brisbane Japanese Language and Culture School
  • NSW日本語補習校(ルイシャム校)
  • ナナワディン日本語学校(Japanese Tutor Melbourne Language School)
  • Japaneasy(ジャパニージー)メルボルン

前述のように、オーストラリアでの日本語の需要量から、民間(私設)の日本語を教える語学学校自体、たくさんあるわけではなく、学校があったとしても生徒数も潤沢とは言えないのが実状です。

そうした背景ですので、民間の学校機関で日本語教師の求人が極々稀にあったとしても、ほとんどがアルバイト/パートタイムであり、テンポラリーの職では就労ビザも取得できないため、現地で永住ビザやワーキングホリデービザなどすでに就労に適正なビザを持っている人に採用が限られている場合がほとんどです。
日本から「オーストラリアの民間の学校でのフルタイムでの正規雇用を目指すこと」はほぼ無理であり、加えて日本語人気(需要)は低下の一途であることからも、今後さらにオーストラリアでの日本語教育事情は困難になっていくことが予想されます。

【補足】日本語教師養成講座とインターンシップ
そんな諸事情ですので、民間の日本語学校の一部には、日本語教師養成講座やインターンシップ制度を併設して日本人からお金を回収するシステムを構築してなんとか経営を成り立たせていたり、オーストラリアで職を失った日本語教師が「養成講座の講師」として勤務していたり(職がない日本語教師の受け皿)という、本末転倒な経営に陥っている学校もあります。

ご参考までにオーストラリアの民間機関での日本語教師の過去の募集例を以下にご紹介しますが、前述の通り、オーストラリアでの民間機関(日本語学校等)での日本語教師の募集はほとんどがアルバイト/パートタイムです。アルバイトで働くことを目的としてのビザ取得は前述の通りかなり困難なため、雇用者側によるビザサポートはありません(できません)。よって、必然的に求人対象は適正なビザ(オーストラリアの永住ビザ、ワークビザ、ワーキングホリデービザ等)をすでに持っている方に限定されることがほとんどです。

オーストラリアの民間機関での日本語教師の過去の募集例

シドニー中心部のJapanese Launguage center

【勤務地】シドニー中心部: Sydney 2000 NSW Australia
【募集職種】非常勤 日本語講師 【募集人員】3名
【待遇/給与】A$15~25※経験等による
【勤務条件】週1~3日、9:00~16:00間の3~6時間
【応募資格】1.日本語を教えた経験が2,3年以上あること。
2.労働許可のあるビザ保有者または取得予定者(永住ビザ、ワーホリビザ、学生ビザ等)

シドニー西部の JAPANESE LANGUAGE SCHOOL

【勤務地】シドニー西部: Strathfield NSW Australia
【募集職種】アルバイト日本語教師(アシスタント):日本語の塾講師
【待遇/給与】委細面談 【勤務条件】15:00~または17:00~
【応募資格】中上級(仕事である程度使える)要英語力。責任感のある前向きで明るい方。未経験者可(トレーニング有/志望動機や適性などPRや熱意を十分考慮します)。就労に適正なビザをお持ちの方(ワーキングホリデービザ、学生ビザ、ビジネスビザ、永住ビザ、市民権保持者など)。
【学校詳細】マンツーマン(スピーキング/基礎)のプライベートレッスン方式の日本語塾。韓国人/中国人が学生の中心で、やる気のある学生ばかりなので教えがいがあります。英語での授業(英語で日本語を教える間接法での教授)なので英語の勉強にもなり、また、日本語教師だけではなく英語教師をする上でもよい経験になります。教材完備。時間外勤務(テストの採点等)はありません。

シドニーの日本語教育学校

【勤務地】シドニー南西部:シティより電車/バスで約15分
【募集職種】パートタイム日本語教師
【勤務条件】毎週1回土曜日の9:00~12:30(年間36週)、日本のバックグラウンドを持つお子さんに日本語を教える。
【応募資格】1.幼稚園教諭又は小学校等の教員免許や、日本語教師免許保持者で要中級以上の英語力(ある程度の意思の疎通力)ある方で長期就業可能な方
3.労働許可のあるオーストラリアのビザ保有者または取得予定者(学生・ビジネス・永住・市民権等)

キャンベラの日本語教育機関

【勤務地】キャンベラ
【募集職種】臨時日本語教員 ※臨時教員登録者は正教員募集時優先採用
【対象科目】小学部、中学部
【勤務形態】週1日土曜日午前のみ
【応募条件】大卒以上で意欲ある方。教員免許があれば尚よし。
【その他】キャンベラ在住の日本人児童・生徒を中心に、日本的環境のもとで学習を行っています。

ブリスベンの Japanese School

【勤務地】ブリスベン中心部 Brisbane  QLD
【募集職種】学校運営スタッフ及び日本語インストラクター
【待遇/給料】面談の上、経験等により優遇
【勤務条件】週5日(月火水木13:00~21:00、土10:00~)
【応募資格】永住権保持者のみ。1年以上勤務できる方、英語力(読み書き・英会話)必須、未経験者可
【備考】世界に120の提携校を持つ世界最大規模の日本語教育機関です。日本語教育に携わった経験のある方、明るく積極的な方を希望します。

ゴールドコーストの日本語学校・日本語教師養成校

【勤務地】QLD州ゴールドコースト
【募集職種】日本語教師ボランティア/インターン 
【募集人員】若干名
【待遇/給料】一例:最初の半年は無給インターン、7ヶ月めから給与支給など。
過去の支給例:勤続3ヶ月~A$75ドル/月、6ヶ月~A$5/コマ
※あくまで過去の支給例であり、能力や日本語教授経験や勤務実績によって異なります。
【勤務条件】半年~1年間勤務できる方。開講時
間:月~土曜
【応募資格】1.日本語教師養成講座修了者または日本語教育能力検定試験合格者
2.労働許可のあるワーキングホリデービザ保有者など

メルボルンの語学学校

(2014年の募集例)
【募集職種】日本語教師(教務主任:正社員登用有り) 【募集人員】若干名
【応募資格】:
・四大卒かつ日本語教師養成講座を修了し実務経験ある方。
※英語力:IELTS6程度以上の英会話能力があれば尚望ましい。
・ワーキングホリデービザを取得者(ビザ申請料・諸経費は自己負担)試用期間(14週間)後、正社員採用される場合は、ビジネススポンサービザ申請を会社が行う。但し、ビザ申請にかかる経費は自己負担
【待遇/給料】
試用期間中:クラス担当時間 時給20ドル/教務全般 時給15ドル/正社員登用後 年棒35K~
その他待遇:年次有給休暇、病欠手当、年金 支給 *豪州の国内法に準ずる
【勤務条件】10:00~21:00(実働8時間) 、週休2日制(土・日)
【仕事内容】日本語初級から上級クラス、JLPT、VCE対策クラス担当、日本語教師養成講座420時間コースを修了もしくは大学の日本語教員養成課程の卒業して実務経験がない実習生、新米教員への指導教授。教務部門全般(適性を見極めながら、全体のクラス稼働やクラスの開設の準備など)。

パースの日本語教育機関

【勤務地】パース南部
【待遇/給料】$要問合せ ※経験等による
【職務内容】4~15歳までの日本人・ハーフの児童生徒に日本語を教える。
【応募資格】1.保育園・幼稚園での教職経験者、日本語教師資格保持者。
2.労働許可のあるビザ保有者または取得予定者(永住ビザ等)

※上記はあくまでご参考までの過去の募集情報であり、就職を斡旋するものではありません。

 その他 関連Q&A

 オーストラリアならではの日本語教育の特徴は?

Q. オーストラリアならではの日本語教育の特徴って何ですか?

A. オーストラリアの日本語教育の特徴ですが、オーストラリアは州ごとに「カリキュラム標準フレームワーク」(日本でいう「学習指導要領」)が存在します。よって、州ごとにその特徴も異なりますが、ビクトリア州を例にとって(日本語を含む)外国語学習の目的を見てみると、

  1. コミュニケーション
  2. 社会文化理解
  3. 言語意識

が掲げられています。やはり重点は、自己表現や相手理解の手段としての外国語教育にあるようです。日本でも英語などの外国語教育で同様のスローガンはよく掲げられてはいるものの、結局は文法重視教育に陥りがちです。
オーストラリアでは、「移民の国」で数多くの、多種多様な移民が暮らすこともあり、文法も大切ですが、それ以上に「過程よりも結果」、コミュニケーション能力や異文化に対する慣用性なども同時に身につけることにゴールに置いているのがオーストラリアの外国語教育の特徴といえます。
日本の教育現場では「使える英語」教育へ転化が何年にも渡って叫ばれていますが、日本語教師ボランティアとしてオーストラリアの教育現場で経験を積めば、「百聞は一見にしかず」で、オーストラリアの外国語教育から学べること、日本でのこれからの教育のヒントなることも多々体感習得されることでしょう。

 オーストラリアの日本語教師は英語力が必要か?

Q. オーストラリアでは英語で日本語を教えているのですか?日本やアジアでは直接法(日本語で日本語を教える方法)で教えるから「英語力なんていらない」って言われたんですが、オーストラリアで日本語教師をやっていくには英語力は必要ですか?

A. はい、オーストラリアでは通常、英語で日本語を教える間接法での日本語教授が一般的です。そのため、英語でクラスコントロールができる程度以上の英語力は必要です。
上記のモデルケースの数例を見てもわかるように、オーストラリアで日本語教師になる前に、TESOLなど1年か2年の相応の期間を英語に費やしていることがわかるかと存じます。

ご参考までに日本語教師が活動している、ある私立学校の校長先生のコメントを紹介します。

(私立校で日本語教師の欠員が出た際に現地向けの) 新聞広告などで日本語教師の求人を出すと、毎回、オーストラリア在住の日本人から非常に多くの応募が殺到します。しかし残念ながら、ほとんどの応募者の英語力が学校教育の現場で働くには十分ではなく、採用に至ることはありません。

以上からもオーストラリアのそれなりの学校機関で日本語教師としてやっていくには、ネイティブ並みの英語力であることは目指したほうがよいでしょう。

 有資格者はオーストラリアの永住権がもらえるのか?

Q. 日本語指導資格があるとオーストラリアの永住権をもらいやすい、と聞いたのですが本当でしょうか?

A. 確かに日本語教師の資格を持っていれば、永住権をもらえやすいという時代はありました。日本経済に勢いがあったバブル期の1980年代頃から2000年初頭ぐらいまでです。オーストラリア人も日本語ができるようになることで、経済大国の日本との貿易において、何かしらメリットが大きかったからです。その頃は、オーストラリアの経済も今より小さく、また豪州の人口も少なかったため、移民受け入れに積極的でした。

しかし、現在では、オーストラリアの人口もそこそこ多くなり、移民で人口を増やすというよりかは、内需をどのように裁くか、ということにオーストラリア政府の重点も移ってきています。

さらに、現在の世界経済の動向から、オーストラリアでも注目されている外国語のトレンドは、日本語ではなく中国語(マンダリン)のほうです。一応、2012年のオーストラリアの白書では、教育で施す外国語として日本語は残ってはいるものの、白書を読めばわかるように、重点がおかれているのは、やはり中国語のほうです。

実際、これまで日本語を教えていたオーストラリアの学校でも、予算が厳しい学校から順に日本語を廃止し、職を失った日本語教師も増えてきています。現在では、日本語指導資格があるからといって、オーストラリアの永住権がもらえるか、というとかなり厳しいのが現実です。

そもそも永住権というのは、その国で不足している技能を持つ人材に対して優遇して与えられる傾向があり、オーストラリアで今不足しているのは、「日本語を教える人」ではなく、例えばコックなどの「内需を賄う職種」のほうが有利となっている傾向があります。

今後もオーストラリアにおいての日本語教育は、突然なくなりはしないものの、徐々に衰退していくことが予想され、日本語指導資格があるから、ということで永住権をもらえやすいか、についてはますます厳しい状況になっていくことが予想されます。

 英語で教える間接法を学べる方法はないか?

Q. オーストラリアへワーキングホリデーで行く予定です。現地で日本語を教える機会があったらぜひチャレンジしたいと思ってるんですが、その準備として日本語教師養成講座などを今のうちに受講しておこうと思います。オーストラリアや欧米圏では、日本語は英語を使って教えることが多いと聞きました。日本では直接法の講座ばかりなんですが、英語で教える間接法を学べるような講座はありませんか?

A. こちらの通信の日本語教師養成講座420時間は英語で教える間接法が学べる講座としての定評があります。1986年来の実績がある、オーストラリアでも一番古い日本語教師養成講座で、文化庁の「日本語教員養成において必要とされる教育内容」に基づいて学習します(日本でも受講可能です)。
これからオーストラリアの日本語教師ボランティアに参加される方なども、渡航前から事前にこの養成講座で勉強しておくと、現地での活動もスムーズに進む一助となることでしょう。

通信教育学習風景この通信講座修了後、例えば、
・NSW州シドニーの日本語補習校
・メルボルン・イースタンサバーブの語学学校
・メルボルン・セントラルの日本語学校
などで働いている方もいらっしゃいます。

これまで当講座には以下のような受講動機がみなさんから寄せられています。

知人のオーストラリア人が日本語検定試験をうける為の勉強のお手伝いをしていますが、正しく答えることができない場合が多々あります。教える知識を得るため、この通信教育を始めてみたいです。(NT州ダーウィンにお住まいの50歳女性)

自身が国際結婚をしており、子供たち(小学生低学年の子供を2人)に正しい日本語を教えてあげたいことと、現在 子供が通う学校の日本語クラスのアシスタントをしており、(先生はオーストラリア人) 自分が資格を取ることで、少しでも生の日本語を聞かせ、生徒たちの助けになればと思いました。(NSW州Caringbahご在住の45歳女性)

海外での生活で、日本人である自分が活かせる仕事に就きたく興味を持ち始めました。また、今はオーストラリアで働いてますが、日本の文化や言葉について質問された時に日本語の魅力について上手く説明できなかった自分に驚き、改めて日本の魅力について考えるようになりました。それらを少しでも沢山の人に正しく伝えられるようになりたいと思ってます。(QLD州Toowoombaご在住の43歳女性)

現在、日本語の家庭教師をしており、日本語を教えることの楽しさを知りました。もう少し専門的にできるといいな思い、調べたところここの日本語養成講座を見つけました。(NSW州Marrickvilleご在住の35歳女性)

現在、シドニーの日本語補習校にて幼児科のアシスタント教員として勤務していますが、来年正教員へステップアップするために、こちらの講座を受講したいと思います。 (NSW州ご在住の61歳女性)

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