国際結婚をして、夫やハーフのお子さんに自分で「日本語をきちんと教えたい」と思うようになり、日本語教師への第一歩を踏み出す方もたくさんいらっしゃいます。

まずは子どもと夫に日本語を教えたい

Q. 海外に住むようになり、自分のため、子どもたちのため(4歳半と3歳)主人も日本語に興味を持っていることなどで「日本語を教えること」そして「日本語そのもの」に興味を持ち、いろいろ考え始めていました。
今後、ここオーストラリアで生活していく上でもブラスに働くのではないかと考えています。まずは費用も安く基本的なコースを受講して子どもの成長と共に(自分の時間が作れるかなどを考慮し)勉強しながら本格的なコースを選択していけるところが、この日本語教師養成講座に魅力として感じていますが、専業主婦の私でも講座の適性はありますでしょうか。

A. はい、問題なく専業主婦の方でもこちらの通信の420時間の日本語教師養成講座を受講できます。むしろ、毎月新規の受講生の一定数、20~30%程でしょうか、主婦の方々が占めており、そのうち3人に1人ほどが、国際結婚をされている方で、「まずはご主人やハーフのお子さんにきちんとした日本語を教えたい」という動機から日本語教師養成講座を受講され、まずは家庭内の日本語教師という形で、日本語教師の道の第一歩を踏み出す方が少なからずいらっしゃいます。

通信講座ですので、在宅で子育てをしながらでも受講できますし、英語で日本を教える間接法も学びますので、英語が母語であるご主人にも即効性があります。また、テキストの「日本語教師指導要綱」(教師指導マニュアル)などは、そのまま教える際のマニュアル本としても重宝することでしょう。

家庭内日本語教師日本語というのは、日本人なら誰でもうまく教えられるものではありません。
また、国語の得意・不得意とも関係ありません。外国人からみた視点で、客観的かつ体系立てて日本語を捉えられるか、といった、我々日本人がふだん使っている脳の中にある日本語とは異なった「ちょっとしたテクニック」が必要となります。
外国人に日本語について質問され、頭では感覚としてわかっている文法をうまく説明できないのは、この「ちょっとしたテクニック」が欠如しているからで、そのテクニックを補うのが日本語教師養成講座であり、また日本語教師というお仕事の本質でもあります。

また、日本語教師という仕事は最初からバリバリ働こうとすると失敗してしまいます。日本語関連のお仕事は、最初からフルタイムの職を探してもほとんどありませんし、経験がない/浅い人はテンポラリー(パートタイム・アルバイト的)な求人から何とか突破口を切り開くしかないのが実状です。

ですので、こうした専業主婦の方が、まずは家庭内で配偶者やお子さんに日本語を教え、次に近所のママ友などに教える輪を広げ、そして地域のコミュニティ・センターで教えるようになり、アマチュアとして自信と経験を積んだところで、語学学校などで日本語教師として働くようになる・・・このように焦らず徐々に段階を踏んでステップアップして実績を積み上げていくことが、自然に無理なくモチベーションを継続しながら経験も豊かになる、成功する日本語教師、長く続く日本語教師の重要な要素でもあります。

【家庭】→【地域】→【学校などで働く】 へ ステップアップ
家庭地域コミュニティー日本語学校

同様の事例

他にも以下のような志望動機をお持ちの受講生もいらっしゃいました。ちなみにみなさん、同じような境遇で30歳台の方が多いです。

まずは夫に教え、将来につなげたい(アメリカ)

現在カリフォルニア州に住む主婦です。主人がアメリカ人で、主人に日本語を教えるのに役立ちそうなので思い立ちました。私は現在、英語を勉強中でして、主人は日本語を学びたいようです。私がこちらの通信講座を受けることにより、少しでも主人の勉強の助けになるなら・・・と考えております。また私自身、日本語の教え方を習得するにあたり、近い将来、アメリカの子どもたちに日本語を教える事が出来ればいいな、と考えています。(コロナドご在住の36歳女性)

夫に日本語を教えたい(スペイン)

私は特に日本語教師を目指している訳ではないのですが、スペイン人である夫が日本語習得に苦労しているのを日々見ておりまして、時々日本語について夫から質問をされてもなかなかうまく返答できずに歯がゆい思いをしております。日本語や日本について何も知らない自分を恥ずかしく思い、日本語についての学習をきちんとしたいと思い立ちました。(横浜46歳女性)

ハーフの我が子が日本語が下手(香港)

昔15年前にA社で通信講座をとったことがありますが、試験は受けず、終了書も頂かなかったので、そのままになってしまいました。万一検定に落ちても、420時間のcertificateがあれば、日本語講師の募集枠には入れますから、是非またチャレンジしようと思いました。子どもが二人いますが、ハーフなので英語とフランス語は話しますが、日本語が下手なのも受講理由です。個人で、ハーフの子どもや外国人に教えるのが夢です。(香港ご在住の39歳女性)

育児中から再就職を視野に学ぶ(アメリカ)

来年から主人の母国であるアメリカに移住することになりますが、何か資格がほしいと思っていたところにこの日本語教師の講座を知りました。まだ子どもが小さいため手が離れず通学ができないので通信教育というところに大変興味を持っています。出産前は外国人に個人で日本語を教えていましたので、まだ至らないところをこの講座で補い、ゆくゆくは再就職できればと期待しています。(沖縄ご在住の38歳女性)

ステップアップ

家庭内日本語教師で手ごたえがつかめてきたら、在宅でオンラインで日本語を教えるなど、少しずつ有給の日本語教師の道を踏み出し社会復帰と社会貢献を果たし、ゆくゆくは草の根国際交流の担い手として日本と海外の架け橋になる、という進路設計も夢というより、むしろ現実的です。

「家庭内日本語教師」というのも、日本語教師の登竜門の1つです。実際、現在、海外で活躍されている日本語教師の方々も、国際結婚された方が同じような境遇と動機を経て、日本語教師という現在に至っている方がたくさんいらっしゃいます。まずは小さくコツコツ始めて、境遇に合わせながら、ご自分ができる範囲でマイペースに徐々に広げていくことが日本語教師の成功の秘訣の1つです。

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