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オーストラリア日本語教師アシスタント・ボランティア

オーストラリアで日本語教育活動

オーストラリアは、日本語教師アシスタント・ボランティアの派遣国としてダントツの1番人気。オーストラリアならではの開放感とフレンドリーさ、日本語教育が盛んなことから受入校はたくさんあり、英語力が基礎的な方から、将来、本格的に日本語教師を考えている方まで、幅広い層を受け入れるキャパシティーをオーストラリアは持っています。

※「日本語教師アシスタント」は無給のボランティアプログラムです。

オーストラリアでの活動開始時期

※コロナ禍が世界的に終息し、かつ為替(円安)・物価高騰及び世界情勢が落ち着いてからのお申込み受付となります。

【長期】1・4・7・10月出発・活動開始

下記の「オーストラリアの学期スケジュール」表に合わせて、年4回(1,4,7,10月)の各学期の開始に合わせて渡航し、活動を開始します。希望開始学期の遅くとも3ヶ月以上前(現地学校ホリデー期間を挟む場合は4ヶ月以上前)までに余裕をもって選考インタビュー等、お済ませください。締め切り後のお問合せが多くなってきております。間際のお申込みはお断りする場合がございますので、予めご了承ください。

【短期】学期 開校中の1週間単位

下記の「オーストラリアの学期スケジュール」の学校開校中が活動できる期間になります。(例:土日に現地着→月曜活動開始→活動終了→土日に現地発・帰国)。学校開校中の活動(出発)希望日の遅くとも3ヶ月前(現地学校ホリデー期間を挟む場合は4ヶ月以上前)までに選考インタビュー→合格者→2ヶ月前までに正式申込み→1-2ヶ月前に派遣校決定・詳細通知となります。

【目次】概要・特徴|資格・選考費用と割引学期日程よくある質問(FAQ)

オーストラリアの日本語教育環境

オーストラリアの日本語学習者数はこちら日本語教師の需要と将来性がある国の「世界の日本語学習者が多い国(地域)」の表にもあるように、世界で第4位。インドネシアに抜かれる前回調査までは世界第3位でした。

オーストラリアで日本語学習者が多い場所は

オーストラリアの日本語学習者は、公立・私立の小・中・高校(プライマリースクールやセカンダリースクール)で選択外国語の1つとして学習している子どもが大半、という特徴があります。民間の日本語学校などで日本語を勉強している人はほとんどいません。そのため「オーストラリアで日本語教師になるには」でもあるように、有給の日本語教師の主要な勤務先もこの小中高校となり、日本語教師アシスタント・ボランティアも小中高校が主な派遣先となります。

なぜオーストラリアは日本語学習者が多くなったか

オーストラリアの小中高校では、LOTE(Language Other Than English)や旧 アジア言語文化特別教育プログラム(NALSAS)という教育制度の下、外国語教育が1980年代から20年ほど盛んでしたが、ここ数年は中国語教育に力を入れ始め、日本語教育はやや衰退し始めてはいるものの、日本との経済的交流も深く、日本語ができると将来就職に有利な場合もあり、日本語はもっとも人気がある言語の1つになっています。
中には日本語の授業がフルタイムレベル(週に25時間)もある学校もあり、授業は「MIRAI」「OBENTO」「KIMONO」などの日本語テキストにそって行われる場合が多く、アシスタント教師は文字通り、現地学校の日本語教員の補助員として、自身が「生きた教材」となって、その補助的な役割を担います。

また、日本のアニメ、ゲーム、日本製品の影響で、言わずと知れた親日家の国。これまでもたくさんの日本語教師アシスタントが活躍しており、派遣国として一番人気。全土の学校から、オファーをいただいています。「日豪交流年」など日本に関する様々な交流行事が例年企画されており、日本語教育への関心が続いています。日本との時差もほとんどなく、治安や物価の面からも参加しやすい国といえます。

このような方が参加しています

  • 語学留学という受身な形ではなく、「ほんとうの海外生活」を経験したい方。
  • 日本人があまりいない厳しい環境で、今お持ちの基礎的英語力をさらに伸ばしたい方。英語を使って日本語を教える間接法で授業を行うので、英語力の向上が見込まれます(特に、日本人が苦手のスピーキングやヒヤリング力など)。
  • 必ずしも日本語教師や教員資格は必要ありませんが、将来教職や日本語教育に関わることを検討されている方など、教えることに関心が高い方を優遇します。
  • 英語圏で日本語教師体験をしてみたい方。最長1年まで。
  • オーストラリアの教育を学びながら、一般の家庭での滞在経験をしてみたい方。
  • 児童英語教師や小学校英語指導者(J-shine)などの資格を取り、その後、さらに英語力と実務経験を積みたい方。

→参考:オーストラリアの志望動機

応募資格・注意点

応募資格

  • 英語力の目安:TOEIC600点~/英検2級程度以上
    • 短期であるほど高い英語力が必要となります。
    • 英語で日本語を教える間接法のスキルが求められます。
  • 年齢:
    • 短期:20歳以上30歳くらいまで(教職経験者に限り40歳くらいまで応相談)
    • 長期:20歳以上30歳くらいまで→[適正年齢について](ワーキングホリデービザ取得条件等による。)
  • 出発までEメールを中心にスムーズにやりとりができる方(書類の授受が多いため)。
  • お申込みから出発まで日本在住の方。海外(日本国外)からの参加申込は不可。
  • お問合せ段階から参加者ご本人がやりとりできる方。
  • 現地の学校は女性のアシスタントを希望していることが多く、男性の場合、派遣校やステイ先が見つからない場合が多いです。

注意点

  • 「日本語教師アシスタント」は無給のボランティアプログラムです。
  • 親子での参加(子連れ/親子留学)はできません。
  • 派遣地(都市・学校・学校のタイプ)の指定はできません。
    • 参加者の詳細と学校との要望を照会して学校が決まります。ご希望としては承れますが、必ずしもご希望に副えるとは限りませんので予めご了承ください。
    • 派遣校はオーストラリア全土(シドニー、メルボルン、ブリスベン、アリススプリングス、ダーウィン、アデレード、パース等の各主要都市とその郊外など)ですが、学校数が多いNSWやVIC州になる場合が多いです。
    • 特定の学校に定員数を定めてアシスタント教師を詰めこむプログラムとは異なります。

→参考:日本語教師アシスタント後の就職や進路

応募・選考方法

  1. 本募集要項・応募資格をよくお読みいただき、こちらの[仮申込み]欄からフォームを送信してください。
  2. 一次書類選考後、2営業日以内に全員にEメールにて書類選考結果および一次書類選考合格者には二次選考(インタビュー日時調整)等の今後のお手続きをご案内いたします。
  3. 二次選考(インタビュー)実施後、2営業日以内に合否通知後、二次合格者には正式なお申込みに必要な書類を郵送にてご案内いたします。

※全体的な流れや準備する物などはこちら[お申し込みから出発まで]をご覧ください。

オーストラリア 参加期間 と 費用

参加期間通常 参加費用-割引A-割引AB-割引ABCWHセルフ
1週間179,000円*
2週間209,000円*
3週間人気239,000円*
4週間人気269,000円*
5週間299,000円*
6週間329,000円*
7週間359,000円*
8週間389,000円*
1学期間350,000円→330,000円→310,000円→300,000円250,000円
2学期間人気450,000円→430,000円→410,000円→400,000円300,000円人気
3学期間500,000円→480,000円→460,000円→450,000円350,000円
4学期間530,000円→510,000円→490,000円→480,000円395,000円
上記 参加期間と費用の表について
  • *印の短期プログラムはホームステイ費用(平日2食・土日祝日3食)を含む表示。下記割引対象外。
  • 参加期間「1~8週間」=「短期」、「1~4学期間」=「長期」日本語教師アシスタントと呼称。
  • 1学期間=約3ヶ月、2学期間=約6ヶ月、3学期間=約9ヶ月、4学期間=約12ヶ月弱。
  • 「WHセルフ」とは、ワーキングホリデービザを自己申請・取得し参加される方が対象。ビザ申請料や健康診断にかかる費用、準備研修中の滞在費等は含まれておりません。
割引について

【割引】 ※対象:1学期間以上参加の方。「WHセルフ」との併用は不可。

  • A.学割2万円:お申込み時に大学または短大、専門学校等在学中の方。
  • B.教師教員割引2万円: 教員等教職系免許や日本語教師資格などを有する方。
  • C.英語高得点者割引1万円:めやすTOEIC740点以上。
  • D.友割1万円: お友達とご一緒に申込まれた方、お一人につき。
  • E.モニター割引:モニター募集時に応募し、体験談や写真を提供してくれる方。
参加費用の内訳

参加費用に含まれるもの

 短期・長期共通

  • 参加登録費50,000円(総参加費用のうち正式申込時にお支払いいただく手続き着手金のことです。)
  • 渡航前サポート(学校・滞在先手配及び詳細・地図、交通の案内等)
  • 現地活動中の緊急時24時間対応の現地日本人スタッフによるサポート、生活相談等

 「短期」にのみ含まれるもの

  • ホームステイ費用(上記表「*」印参照)
  • 渡航前の電話研修

 「長期」にのみ含まれるもの

  • 416ビザ申請費(WHセルフでの参加の場合は除く)
  • 授業用参考資料CD、テキスト、現地情報誌の配布等
  • シドニーでのオリエンテーション・準備研修受講費
  • シドニーでの準備研修中のホテル滞在費(WHセルフの場合は除く)
  • 現地活動中のMonthly Report等の配布、生活相談等

 参加費用に含まれないもの

 オプション

  • 空港からホームステイまたはホテルまでの送迎(片道)11000円

オーストラリアの学期スケジュール

2024年第1学期第2学期第3学期第4学期
NSW州1/30(2/6)-4/124/29-7/57/22-9/2710/14-12/20
VIC州1/30-3/284/15-6/287/15-9/2010/7-12/20
QLD州1/22-3/284/15-6/217/8-9/139/30-12/13
SA州1/29-4/124/29-7/57/22-9/2710/14-12/13
WA州1/31-3/284/15-6/287/15-9/2010/7-12/12
ACT州1/30(1/31)-4/124/30-7/57/23-9/2710/15-12/17
NT州1/30-4/54/16-6/217/16-9/2010/8-12/12
TAS州2/8-4/124/29-7/57/22-9/2710/14-12/19
上記学期スケジュールの表についての説明
  • 各学期開始の約3ヶ月以上前が申込〆切日となります。
  • 「長期」日本語教師アシスタントの場合、各学期開始前頃にシドニーにて準備研修を開催します。その準備研修開始前日までに準備研修地シドニー到着が基本的な日程です。
  • 「短期」日本語教師アシスタントは上記学期中の活動です。
  • 上記の日程は各州の標準的な日程であり、現地事情及び学校により異なる場合があります。
  • 過去の学期日程はこちら[オーストラリアの学期・学期日程スケジュール]をご覧ください。

オーストラリア地図と州

  • 州名の略称について
    • NSW=New South Wales(ニューサウスウェールズ州)
    • VIC=Victoria(ビクトリア州
      QLD=Queensland(クィーンズランド州)
    • SA=South Australia(サウスオーストラリア州)
    • WA=Western Australia(西オーストラリア州)
    • ACT=Australian Capital Territory(オーストラリア首都特別地域)
    • NT=Northern Territory(ノーザン・テリトリー州)
    • TAS=Tasmania(タスマニア州)

FAQ~よくある質問

※以下の「>」の項目をクリックすると各詳細をご覧いただけます。

Q1.【準備研修】「長期」準備研修はどのようなものですか?

A. オーストラリアの「長期」日本語教師アシスタント参加のみなさんの準備研修は、シドニーにて、学校での活動開始前に、以下の内容でおこなわれる予定です。準備研修中のホテルはシドニー市内にご用意してあります(WHセルフの方を除く)。短期日本語教師アシスタントの場合は、渡航前の電話での事前研修になります。

【第1日目】シドニー空港到着→ホテルチェックイン
【第2日目】9:00-12:30研修:(+歓迎会)
【第3日目】9:00-12:30研修
【第4日目】9:00-12:30研修(+壮行会)
【第5日目】ホテルチェックアウト→各自派遣校へ出発

準備研修内容

  • 日本語教師準備研修風景現地スタッフ紹介
  • 参加者自己紹介
  • オーストラリアでの暮らし方オリエンテーション
  • オーストラリアの学校について
  • オーストラリアの教育制度
  • 日本語教師アシスタントとしての心構え
  • デモンストレーション
  • ロールプレイング(参加者同士で先生や生徒役になったりしての模擬授業とその反省点指摘等)
  • アイデア交換等
  • WWCCやブルーカードの手続き案内等

<研修会場には以下のものをお持ち下さい>
ロールプレイング用の教案・教材(渡航前に案内したもの)/筆記用具等

※上記日程・内容はあくまで目安で、現地情勢や参加者数等によって、変更になる場合もございます。

日本語教師シドニー準備研修

「長期」日本語教師ATのシドニー準備研修が無事修了。アットホームな雰囲気な中、今回は全員が女性参加者でした。研修修了後の土曜日、みなさん、各派遣地にてオーストラリアでの新生活をスタートしました。
→【活動レポート】:オーストラリアでの学校生活英語習得術こんな授業がウケてます

Q2.オーストラリアの教育制度を教えてください

A. オーストラリアの日本語教師アシスタントに参加されるみなさんの派遣校は以下のような、公立・私立の小学校・中学高校(一部幼稚園併設校などもあり)が対象となります。

年齢(州)学年学校種名
2-3歳Pre School
4-5歳Kindergarten
6-11歳(NSW/VIC/TAS/ACT)Year1-6Primary School
6-12歳(QLD/SA/WA/NT)Year1-7Primary School
12-16歳(NSW/VIC/TAS/ACT)Year7-10Junior Secondary School
13-16歳(QLD/SA/WA/NT)Year8-10Junior Secondary School
17-18歳Year11-12Senior Secondary School
  • オーストラリアの義務教育はJunior Secondary School10年生までとなり、10年生終了後「義務教育修了証」が発給され、州によっては州統一試験が行われます。ほとんどの学生は「進学準備課程」といわれるYEAR11,12へと進みます。
  • YEAR11,12では授業科目は選択制になり、大学入試を前提として学習します。オーストラリアの大学入試は(州によって異なりますが)通常、毎年10月頃に行われます。ちなみに大学入試は州によって呼び方が変わり、例えばNSW州はHSC、VIC州はVCE、QLD州はQCSTESTと呼ばれています。
  • 大学では学部・学科ごとに入学基準である大学入学指標(UAI)があり、スコアが基準を超えれば、大学に入学できます(日本のように大学毎の入試はありません)。
  • 上記はおおまかな目安で、学校や州によって呼称は異なる場合があります
    (例:「Year」の代わりに「Grade」「STAGSe」と呼ぶ州があるなど)。
Q3.オススメの参加時期などはありますか?

A. 新学期始まりに近い1月か4月から活動開始がオススメです。4月年度始まりの3学期制の日本と異なり、オーストラリアは1月末から新年度が始まる4学期制。新学期は学校も新しく日本語のカリキュラムなどを作成しますので、日本語教師アシスタントの役割なども組み込みやすく、また、学校からのアシスタント教師の募集オファーも多い時期なので、派遣地や学校タイプ(小学校/中高校など)のご希望がかなえられやすい時期です。オススメ参加時期のランキングは次の通り。

【第1位】第1学期(1月末~)
【第2位】第2学期(4月末~)
【第3位】第3学期(7月末~)
【第4位】第4学期(10月中旬~)←学年末の試験期間なのであまりオススメではありません。

ちなみに日本語教師アシスタントの参加者が多い学期ランキングは次の通り。

【人気活動開始時期:第1位】第2学期(4月末~)
【人気活動開始時期:第2位】第3学期(7月末~)
【人気活動開始時期:第3位】第1学期(1月末~)
【人気活動開始時期:第4位】第4学期(10月中旬~)

やはり日本人にとっては年度の区切りがいい4月からの参加が一番、都合がよいようです。

Q4.10月から参加を検討しているのですが

A. 前述の通り、10月からの参加、または短期での10~12月の間の参加、はあまりお勧めではありません。
と言いますのも、(日本は4月から始まり3月が年度末ですが)オーストラリアは、1学年が1月から始まり12月で終わる年度を採用しているため、つまり、10~12月はオーストラリアは年度末。(日本の年度末もそうですが)年度末というのは試験期間などでバタバタしており、みなさんがご想像されているような、「アシスタント教師らしい活動」というのは少ない時期ですので、10月からの活動開始、というのはあまりお勧めではありません。

学年末ですので、1学年の終わりで、生徒もその関係性もできあがってしまっており、新参のアシスタント教師も溶け込みにくい場合もあり、また、学校もカリキュラムの終わる時期、ということもあり、アシスタント教師をカリキュラムに組み込みにくいため、アシスタント教師を必要としている学校も少なく、活動があったとしても、テストのお手伝いばかり、ということもしばしばです。

加えて、12月のホリデー前ということもあり、11月末ぐらいから、学校自体がほとんど閑散とし、生徒もソワソワとしてしまう傾向があり、第四学期で実質活動できるのは、10月・11月の実質1ヶ月半程度しかない、ということになりますので、あまり推奨しておりません。第4学期以外の活動開始・参加をご検討ください。

Q5.1学期間(3ヶ月以内の短期参加含む)を検討してるのですが

A. あいにく3ヶ月以内の活動を受け入れてくれる学校は少ないのが現状で、あまり推奨しておりません。アシスタント教師としての活動期間が長ければ長いほど、受入校は増えていきますので、1学期間よりも2学期間というように、できるだけ長い参加期間になるようプランをたててください。

現地での活動や、現地で話されている英語などに慣れるのに、よほど優秀な方以外は、一般的に、2,3ヶ月はどうしてもかかってきます。3ヶ月経った頃にようやく、現地の言葉や生活ペースにも慣れ、自信が出てきて、自分らしい活動や自分の生活ペースで活動できるようになります。海外に限らず、日本での就職の際も、通常、「試用期間を3ヶ月」としていることからもわかるように、海外ではそれ以上に慣れるのに時間がかかります。

また、現地の学校側の立場に立てばわかりやすいのですが、新人であるアシスタント教師の受入というのはみなさんがご想像以上に大変なものです。学校のカリキュラムに人を一人組み込むのは、みなさんが現地で受け入れる立場になって考えてみれば、とても大変なものだと想像できることでしょう。ましてやそのアシスタント教師(つまりみなさん)は英語が流暢ではなかったり、教職経験も未熟だったりもするのです。通常、3ヶ月経った頃からそのアシスタント教師らしい活動ができるようになり、ようやく手間隙かからなくなってきます。3ヶ月以内の活動ですと、右も左もわからないまま、生徒の名前もあまり覚えられないまま、活動終了となってしまう場合がほとんどで、短期の活動を希望するアシスタント教師というのは、学校としてもあまりありがたくないのが現状です。アシスタント教師として参加する場合は、参加者本人のためにも、受入校となる学校のためにも、できるだけ長い活動になるようにプランを立てることをお勧めいたします。

Q6.小学校でアシスタント教師活動をしたいのですが

A. 「英語力が不安だから小学校でアシスタント教師活動をしたい。」
「かわいい子どもたちに囲まれているイメージだから小学校がいい」

と希望を出される方がいらっしゃいますが、

小学校は逆に、

  1. 高い英語力
  2. 高いティーチングスキル(教職経験)やクラスコントロールスキル(言うことを聞かないヤンチャな子どもたちを英語で叱る・注意する能力など)
  3. 自ら動くという積極性と自発性

などが求められますので、英語力が不安な方や、教職経験がなく教えることに自信がない方は、あくまで「アシスタント」に徹せられる、セカンダリー(中学・高校)での活動を推奨いたします。

小学校(プライマリースクール)での活動の特徴

日本の小学校もそうですが、小学校では科目毎に専任の先生がいるわけでなく、クラス担任の先生一人がいろいろな科目を掛け持ちで教えている場合が多いです。つまり、日本語または日本文化紹介のクラスも、専任の日本語教師がいるわけではないので、授業は、アシスタント教師一人でおこなっていただく場合が多いです。つまり、やんちゃで言うことの聞かない子どもたちを一人で注意したりクラスコントロールをしていかなければなりませんし、授業の企画立案、組み立てもご自身でどんどん積極的に、自発的にやっていかなければなりませんので、逆に小学校での活動のほうが、高い英語力と高いティーチングスキル、積極性・自発性が求められるわけです。英語力に自信がない方などは、専任の日本語教師の下であくまで「アシスタント」として活動できる可能性が高い、セカンダリー(中学・高校)で活動されることをお勧めいたします。

セカンダリー(中学・高校)で活動について

「中学生や高校生が怖い」といった先入観をお持ちの方が稀にいらっしゃいますが、現地の中学・高校生は日本の同年代と違って、「スレて」いません。けっこう純朴で、折り紙など、日本人にとっては中学・高校生にとっては幼稚かな、と思える授業も喜んで参加してくれます。また、学年が上がるに連れて、日本語をあえて選択して勉強する生徒も増えてくるので、生徒のモチベーションが高く、授業もやりやすくなる場合が多いです。これまで参加されたアシスタント教師のみなさん、「高校1年生前後くらいが一番、活動しやすかった。」とおっしゃっており、いわゆる「受身でおとなしめな」一般的な日本人のみなさんには、セカンダリーでの活動が適している場合が多いです。

Q7.【参加者】どのような人がどのような所でどのような活動をしていますか?

A. こちらの志望動機等にてご紹介しているような皆さんが、様々な志望動機や自分なりの付加価値を見出してでオーストラリアのプログラムに参加されています。参加者は大学生から社会人の方まで様々ですが、教職に関心を持たれている方や、実際に教職に携わっている方が多いです。
参加者の皆さんの様子は、こちらのオーストラリアの学校生活にて、また、授業風景はこんな授業がウケてますのページにてご紹介しています。
日本語教師プログラムならではの現地で英語漬けの生活はこちらの英語習得術をご参照ください。
また、みなさんが派遣される学校の一部は、こちらの募集校にて紹介しております。

Q8.ワーホリビザと416ビザ、どちらの参加者が多いですか?

A. ワーホリ(ワーキングホリデー)ビザでの参加者が多くなってきています。以前に比べ、最近はあまり経済的に余裕のない若年層が増える一方で、少ない予算の中で「現地であれもしたい、これもしたい」と多くを希望される方が増えており、アルバイトや語学学校通学など、いろいろな要望を満たすのがワーキングホリデービザ、といえます。
尚、416ビザはあくまで無給ボランティアで、かつその学校限定の条件で発給されるビザですので、アルバイト等アシスタント教師以外のことはできませんし、もし途中でボランティア活動を中止する場合は、すぐに帰国しなければなりません。

Q9.ホームステイはどんなところですか?費用は?

長期/短期 共通

日本語教師アシスタントのホームステイは、学校関係者宅(先生や教職員、生徒さん宅)がホストファミリーになる場合が多いです。それゆえ、通常のホームステイ留学プログラムと異なり、商売で受け入れているホームステイではないので、アットホームで素朴なご家庭に滞在できる場合が多いです。ホストファミリーから学校の情報を聞くこともできますし、一緒に通ったりするケースも多いです。ホームステイ詳細は日本を出発前にお知らせいたします。現地でホストファミリーの移動がある場合は、現地スタッフまたは学校の先生から新しいホストファミリーを案内いたします。尚、ホストファミリーの指定などはできませんので、予めご了承ください。

ホームステイ費用について:短期の場合

短期・日本語教師アシスタントのホームステイ費用は、上記表の通り、参加費用に含まれております。

ホームステイ費用について:長期の場合

長期 日本語教師アシスタントのホームステイ費用は、現地にて直接、ホストファミリーへオーストラリアドルにてお支払いください。一例として、「一般の留学のホームステイ」が週A$250~320程度のところが多いのに対し、アシスタント教師のホームステイ費用は、(学校関係者宅ですので)週A$100~240程度のところが多いです。年間に換算すると数十万円、一般の留学のホームステイよりも割安に滞在することができるのも、オーストラリア(長期)日本語教師アシスタントプログラムの魅力の一つです。→参考:[費用の見積もり・予算などを期間・国で比較]

Q10.活動中、シェアやアパートなどに移動してもよいですか?

A. 長期・日本語教師アシスタント活動中は、もちろん、ホームステイでなければならない、ということはありませんので、アシスタント教師活動に差し障りがなければ、派遣校の責任者(校長など)の了承を得た上で、滞在先をシェアなどに移動していただいても構いません。但し、シェア等はご自身でお探しいただくことと、派遣校へ通えるようなシェアなどが必ずしも見つかるとは限らないこと(日本語教師アシスタント派遣校はシェアが簡単に見つかるような便利な場所にあるとは限りません)等々を予めご留意ください。

Q11.活動中、日本語教師の資格を取ったり、より専門的に学ぶことはできますか?

A. 日本語教師アシスタントの活動中は、日中は派遣校での活動があり、また、時間的・体力的にもハードですので、「通学」の日本語教師養成講座などに通われるのは現実的には難しいです。
また、派遣校の近くに通学できるような講座がある可能性はかなり低いです。
現実的な方法としては、こちらの通信の420時間の日本語教師養成講座をアシスタント教師をしながら学習をされている方もいらっしゃいます。
日本語教師養成講座 通信教育なので、ボランティア活動をしながら、夜の1,2時間程度の空き時間を利用して、より専門的な日本語の教え方や、文化庁のシラバスにそった学習内容を学ぶことができます。
ワーキングホリデーなどで受講中に他の都市へ引っ越ししても、インターネット(Eメール)、FAXが使える環境であれば、オーストラリアのどこからでも受講可能です。
オーストラリアでも速効性のある英語で教える間接法も学習し、教則本などは、そのまま教師としてのマニュアル本としても使えるようになっていますので、アシスタント教師としての活動中もきっと重宝することでしょう。
テキスト「日本語教育全書」内には、「付録:日本語教師アシスタント準備要項」として、英語の使い方や派遣校のニーズに応えるにはどうすればよいか、そしてトラブル回避方法をまとめたノウハウもまとめてあります。

豪州日本語教師留学体験記

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