検定3ヶ月前

日本語教育能力検定試験が近づいてくると、検定関連でのお問合せやご質問が増えてきます。

検定3ヶ月前になって

Q.今、日本語教育能力検定試験の願書出願受付中なので、8月までに出願して、検定を受けてみようかと思います。検定3ヶ月前ですが、検定の直前対策講座や御社の通信の日本語教師養成講座やなど受けたほうがいいですか?また、そうした講座を受ければ、検定は合格するものでしょうか。

A. 非常に個人差(個人の能力差や経験差)がある事ですので、「一概には言えない」とお先にお断りした上で、一般論的なことを回答いたします。

3ヶ月で合格する人

一般的には、日本語教育能力検定試験に合格するには、最低でも6ヶ月の学習は必要と言われています。通常は1年間ぐらいは試験勉強をして臨む方が多いようです。

試験勉強が3ヶ月程度で合格される方は、

  1. 頭が良い人(日本語教育関連でセンスある人)
  2. 日本語教師経験者で文化庁のシラバスにあるような項目を熟知している人
  3. 大学で専攻ないし、日本語教師養成講座をすでに受講し、その記憶と経験が真新しい人

などに限られてくるかと存じます。

上記のケースに該当しない人が、検定の3ヶ月前にバタバタ学習しても、また、検定の直前対策講座などを受講しても、未消化に終わるだけの可能性が高いです。

もちろん、来年の検定受験のための予行訓練として、とりあえず今年受験してみる、という方は、受けてみるのもよいでしょう。

検定直前対策講座が有効な人とは

巷では、日本語教師養成420時間講座などを運営している学校(会社)が、検定が近づいてくると、短期の検定対策講座などを実施するところが多いですが、一般的に、直前の検定対策講座が有効な人は、これまで独学でも一通り学習してきた人や上記の1~3に該当する人に限られてくるかと存じます。

独学その他でそれなりにやってきた人が、最後の総チェック(やり残した部分はないか/自分の苦手分野を集中的に点検する)の意味で直前講座を活用すると、非常に効果的かと考えられます。

それ以外の人が、駆け込みで直線対策講座を受講しても、未消化に終わって時間とお金を無駄にしてしまう可能性が高く、焦りも募って精神的に逆効果にさえなりかねません。

尚、お問合せいただいた、こちらの通信の日本語教師養成420時間講座については、検定対策は含まれておりますが、修了するのに、半年~1年ほどは通常かかりますので、検定合格だけを前提においた3ヶ月前の受講開始、というのはあまり適しておりません。

例えば、今回検定は不合格だったが、来年の再受験を目指して、じっくりゼロから(基礎から)検定の勉強を半年~1年ぐらいかけてやり直したい、というような方は、当通信講座は適しているかと存じます。

以上、あくまで一般論であり、能力には個人差がありますこと、ご了承の上、ご参考にしていただければ幸いです。