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海外の洗濯機や乾燥機は、日本の1990年前後あたりに普及していた古いタイプのようなものが多く、日本の家電ほど高機能でデリカシーが効くものは少ないです。洗濯機や乾燥機も大型で、衣服も傷みやすい傾向があります。

海外ホームステイで注意するべき点

Q. 留学中のホームステイで注意するべき点などはありますか?ホームステイ先での洗濯などはどのようにすればよいでしょうか?女性ならではの注意点とかありますか?

A. はい、こちらシャワーは7分以内に済ませる留学前準備にても触れましたが、水が貴重な海外では、洗濯の習慣も日本と異なりますので、注意が必要です。

洗濯の回数は週1回など

留学先として人気な海外(オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、アメリカ、イギリスなど)は、洗濯は週に1度、まとめて大量にするのが一般的です。日本のように小まめに毎日~2,3日に1回洗濯、ということはあまりありません。

ですので、まずはホストファミリー、特にホストマザーなどに、「洗濯はいつするのか?」「週1回なのか?」等々、その家のしきたり(習慣)を確認して、それに合わせるようにすることが肝心です。勝手に洗濯機を、しかも週に何度も使ってしまうと起こられることがあります。

傷みやすいので洗濯ネットを

海外の洗濯機は、大型で大雑把でパワフルで、日本に20年くらい前にあった低機能な洗濯機な場合が多く、また、一度に大量に洗濯するので、衣類も傷みやすい傾向があります。

そのため、幼稚園ボランティアで海外渡航される方などは、洗濯ネットを100円ショップで2,3個買って、もって行くとよいでしょう。

干さない

また、特に欧米圏などでは洗濯物はあまり干さないのが一般的です。洗濯機で洗ったものを、そのまま直、乾燥機へ投げ込んで乾燥させる、という家庭が多いです。洗濯物を干す、という習慣はアジア人に多い傾向があり、逆に言えば、欧米圏で、家の外に洗濯物が干されていれば、「ああ、この家にはアジア人が住んでいるんだな」ということが推測できたりします。

ご自身のちょっとした洗濯物を、ご自身の部屋で干したりする場合も、ホストファミリーによっては非常に嫌がる場合がありますので、干したい時は、事前にホストファミリーに確認を取った上で、干す必要があります。

生理用品の処理

また、最近、日本では核家族かつ少子化で、他人との共同生活に慣れていない若者が増えたせいか、生理用品などの使用後の処理方法がずさん(ルーズ)な方が多いので、注意が必要です。

使用後、そのまま置きっぱなしなどは、自分の部屋であっても禁物です。ホストファミリーであっても、他人の目に見えないように、きちんと包むなどして処分してください。特にホストブラザーなどお子さんがいるご家庭に滞在するときなどは、ホストファミリーに嫌な思いをさせてしまうので、注意が必要です。

また、生理用品は海外で販売されているものは合わない場合が多いので、日本で普段使用しているものを持参するように努めてください。

まとめ

ポイントは、最初のうちは、とにかく1つ1つ面倒でもホストマザーなどに確認を取ること。日本にいた頃の生活習慣では動かないこと。郷に入ったら郷に従うことです。ホームステイの成功の秘訣は、お客様になることではなく、「その家族の一員になること」です。

また、洗濯のしきたりなど家族の生活習慣を1つ1つ尋ねることで、英語でのコミュニケーションの練習にもなりますので、自己判断で勝手に動かず、積極的に意思表示をするようにしてください。

意思表示については、Yes/Noをハッキリさせること。特に日本人はNo(いいえ)の方の意思表示をハッキリさせるとよいと言われています。

その他、ホームステイ時の注意点をまとめた案内は、幼稚園ボランティアや日本語教師アシスタント参加者のみなさんには、渡航前までにご案内いたしますのでご安心ください。

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