法務省告示の日本語教育機関(法務省告示校など)で日本語教師として働くためには、いわゆる「資格」として、以下1~3

  1. 大学で日本語教育を主専攻または副専攻
  2. 四大卒以上+文化庁認定の日本語教師養成講座(420時間以上)を修了
  3. 日本語教育能力検定試験合格

のいずれかが求めらますが、そのうち3の検定試験合格を目指すために組まれた通信教育講座が、このユーキャンの「日本語教師養成講座」(通信教育)です。※420時間講座ではありません。

ユーキャンの「日本語教師養成講座」

2018年8月1日、ユーキャンの『日本語教師養成講座』が新規開講しました。

ユーキャンの通信講座←詳細や資料請求は画像をクリック。
・受講料:59,000円(税・送料込) ※分割払時:月4,980円×12回=総計59,760円
・標準学習期間:8ヶ月/添削回数:9回
・受講開始日:ユーキャンから教材を発送した日
・試験に出やすい分野に絞り込んだボリュームの少ない教材量
【教材内容】:テキスト5冊、試験対策問題集3冊、添削課題集1冊、DVD1巻、CD2巻、ガイドブック、添削関連書類一式

特に、日本語教育能力検定試験の勉強がビギナーの方や、1度受験して不合格だった方が、基礎からやり直してみたい方などにお勧めの講座です。

以下、このユーキャンの講座について、Q&A形式でまとめてみました。

 Q.講座の進め方や期間・ペースは?

  1. 通常、お申込み後、10日前後で教材セットがご自宅まで届きます。
    (教材到着後8日以内であれば返品可能。※取消料不要、返送料のみ申込者負担)
  2. お申込み後、各受講生専用のスケジュールが配布され、あとはその流れに従って学習。
  3. 合計9回の添削指導を受ける*(質問等はメールや郵送)

受講開始日は、実際に受講を開始された日ではなく、「ユーキャンから教材を発送した日」が起点となり、そこから標準学習期間は「8ヵ月」となります。その期間内に、通信講座ですので、マイペースで受講を進めていけます。
*・・・但し、受講開始から検定試験月(例年10月)までが標準学習期間(8ヶ月)に満たない場合、次の試験まですべての指導サポートを継続して受けることができます。

【例】6月に申込み受講開始→その年の10月の試験まで4ヶ月しかないので→翌年10月の試験まで(つまり1年と4ヶ月)サポートを受けられる。

 Q.添削方法や担当講師は?

添削はコンピュータで採点し、記述式問題は、講師陣が赤ペンで解答のコツなどを指導します。
学習中、質問やわからない点が生じた場合は、メールや郵送で問い合わせることが可能です。経験豊富な講師陣や指導スタッフが回答します。尚、

添削の返送や質問の回答には、多少お時間をいただきます。通信料はお客様のご負担となります。なお、質問回数に制限を設けさせていただく場合があります。

とのことです。

教材テキストは、各分野ごとに、日本語教育学、教育学、言語学、国際日本研究等の博士・専門家が執筆したものです。

 Q.実習はあるのですか?

教育実習や通学はありません。すべて通信でご自宅にての学習になります。ユーキャンの日本語教師養成講座は、前述の通り、420時間修了等を目的としたものではなく、あくまで日本語教育能力検定試験合格を目指したものです。

 Q.この講座は文化庁認定講座ですか?

いいえ、ユーキャンの「日本語教師養成講座」は文化庁認定講座ではありません。この講座はあくまで日本語教育能力検定試験の合格を目指して学習するためのものであり、「420時間修了」を目的としたものではありません。よって、冒頭2の「四大卒以上+文化庁認定の日本語教師養成講座(420時間以上)を修了」には該当しません。

 Q.この講座を修了すれば日本語教師の資格が得られるのですか?

いいえ、前述の通り、ユーキャンの講座は文化庁認定講座ではなく、この講座を修了しても自動的に日本語教師の資格になるわけではありません。あくまで日本語教育能力検定試験に合格するための勉強をするだけの講座であり、別途、日本語教育能力検定試験を受験し、合格した時に初めて、冒頭3の日本語教師の資格の1つを得ることになります。

尚、日本語教育能力検定試験を受験するのに、必ずしも講座を受講しなければならない、というわけでもありません。検定は独学で合格する人も少なからずいます。→参考:独学10ヶ月での合格体験記
独学が苦手な人や、一度、受験に失敗し、基礎から勉強したい人などは、通信講座を受講するのもよいかと存じます。

 Q.受講料の支払い方法は?

講座の料金は、大きく分けて以下の2つの方法から支払うことが可能です。

  1. 教材・商品に同封の払込用紙にて郵便局・ゆうちょ銀行・コンビニにてお支払い
  2. クレジットカード払い(但し、インターネットからのお申込みのみでかつ一括払いのみ)

クレジットカードはVISA、Mastercard、JCB、AMEX、ダイナースクラブが利用可能です。

 Q.ユーキャンとJEGSの通信講座の違いは?

ユーキャンの講座のホームページでは、例えば、

英語など外国語の語学力がなくても大丈夫です。国内の多くの日本語学校では、日本語を使って日本語を教える「直接法」で授業を行っています。
(「よくある質問」http://www.u-can.co.jp/course/data/in_html/1450/faq/)

といった記述や、「日本語教師になるには」にて「日本語教師として日本語学校に採用されるためには、一般的に、次の条件1~3のいずれかを満たすことが求められます。」として提示してある条件が、法務省告示の日本語教育機関で働くための条件を掲示してあり、各所に日本国内を想定した案内が多く見られることから、ユーキャンの日本語教師養成講座は、基本的には日本国内で日本語教師をやっていく場合を想定して作られたものと見受けられます。

これに対してJEGSでご紹介している通信講座は、検定対策を含みながらも、直説法に加え、間接法も
学習すること、実際に教えること(教え方)を中心に学習すること、広く海外にも数千名の受講生がいること、などの特徴の違いがあります。
以下の比較表もご参考にしていただけますと幸いです。

通信講座比較表

日本語教育能力検定試験対策を含む通信教育講座として、u-can(ユーキャン)、NAFL(アルク)、JEGS(WJLC)を、ポイントとなる項目別に、簡単に比較したものを以下の表にまとめてみました。

比較u-canNAFLJEGS(WJLC)
検定対策
直説法
間説法××
文化庁認定×××
420時間××
海外で受講〇*〇*
期間*8ヶ月3-12ヶ月半年-1年
開講2018年1987年1986年
費用*59000円101520 円14万円台~

※「海外で受講」する場合、u-canとNAFLについては、別途、海外配送料などが発生します。
※「期間」については、あくまで標準学習期間の目安であり、通信教育ですので、個人のペースによって異なります。
※「費用」等は2018年8月現在のものであり、今後の税率変更や為替変動、各講座の仕様変更によって変わる場合があります。

u-canとNAFLの講座は、そのカラーや検定対策のみという点で似通っており、直接的な競合度合が強いものがあります。

u-canの日本語教師養成講座は、まだできたばかりですので、その評価や実績は、今後、時間をかけて培われていくことでしょう。