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イギリス日本語教師ボランティア

日本語教師海外派遣プログラムのイギリスの日本語教師アシスタント・ボランティアは英語力・素養ともに上級者が対象となります。

イギリス日本語教師アシスタント

※「日本語教師アシスタント」は若年層を対象とした 無給のボランティアプログラムであり、給料は発生しません。また、イギリスでの就職の斡旋ではありませんので、予めご了承ください。

イギリスの活動開始時期

年2回(9月または1月活動開始)のみ

イギリスは年度始まりの9月と、ホリデー明けの1月に合わせて日本語教師アシスタントは活動開始となります。

尚、イギリスは後述の通り日本語教育が盛んではない環境のため、高い英語力と能力、自立性が求められます。そのため、日本語教師アシスタントは、精鋭された方のみの参加となります。以下の応募条件をしっかりとご確認いただき、慎重にご検討ください。

  • 日本語教師としての活動に興味がある方
  • 日本語教育など比較的恵まれた環境で活動されたい方

には、オーストラリアニュージーランドを推奨しております。

イギリスの日本語教育環境

厳しい環境

イギリスは日本語アシスタント教師派遣国の中でも上級者レベルの方が参加対象となり、高い英語力、自立性、積極性が求められる国です。それは、イギリスでは日本語教育はそれほどさかんではなく、マイナーな言語である日本語の授業をおこなっている学校、または日本語や日本文化に理解がある学校は必然的に語学を専門に行っている、ハイレベルな学校に派遣校がなる場合が多いからです。

イギリス授業風景ですので、学校によっては、英語はネイティブ並みにしゃべれて当然という前提のもと、パワーポイントを使ってのプレゼンテーション能力など、高いビジネススキルが日本語教師アシスタントに求められる場合があります。

また、日本語の授業数自体、週1,2回程度以下と少ないため(まったく日本語の授業は設けていない学校もあります)、自ら放課後に「日本クラブ」を作るなど、日本語を教えたり、日本を紹介したりする機会を開拓していかなければならず、学校運営全体に関わる能力と積極性がイギリスの日本語教師アシスタントには求められます。

イギリスの日本語教師アシスタント参加者のうち約3人に2人は、イギリスでの活動環境に何かしら不満を抱えて活動を終了されています。この原因は、やはり「ご自身が思い描いていたイギリスへの憧れやアシスタント教師の典型的なイメージ」と「イギリスでは日本語教育が盛んではないという現実」とのギャップが大きいためのようです。
「専任の日本語教師の先生の指示のもと、与えられた役割だけをこなし、用意された環境で楽しくすごす」といった「アシスタント教師や日本語ボランティアの典型的なイメージ」を持たれている方は、イギリスではなく、オーストラリアやNZなど、比較的日本語教育やビザ条件が整った国での日本語教師アシスタント活動を推奨いたします。

日本語教育・日本語人気の衰退

国際交流基金の調査によると、イギリスでは1990年代の「ナショナルカリキュラム」や「語学カレッジ制度導入」で、義務教育で19の現代外国語に日本語が含まれたこと、非ヨーロッパ言語の外国語学習が奨励されたため、中学・高校などの中等教育から、小学校などの初等教育でも学習者が1990年代に一時期増えました。

しかし、2000年台に入ると日本語需要のピークも過ぎ、昨今の世界的な経済情勢の変動による日本の経済的地位低下にともない、日本語を学習するメリットも年々なくなってきており、日本語クラスを廃止し、代わりに中国語の授業を採用する学校が増加しており、今後もイギリスにおいては、日本語の授業はどんどん廃止されていく傾向があります。
現在、日本語関連を取り扱っている学校であっても「日本語を教える」というよりかは、他の教科やクラブ活動のお手伝いなどがメインで、日本語はあくまで飾り的なものが多く、いつ日本語教育が撤廃になるかもわからないのがイギリスでの実際の現場の状況です。

その辺りの認識が不十分なまま、「英語力を伸ばす」等々、一般「留学」の延長線上で、オーストラリアやNZの日本語教師アシスタントのイメージで参加されたり(実際、イギリスなのにオーストラリアなどのアシスタント教師の活動写真を掲載している留学会社もあります)、参加者が持っているイメージと、現地での実状とのギャップが大きいことに起因する、現地でのストレス、不平・不満が一番発生しやすいのもイギリスの特徴でもあります。

特徴・注意点

  • イギリス生活まるごと体験記英語力・素養ともに上級者がイギリスは対象となります。
  • 派遣地(都市・学校)の指定はできません。
    (指定ができるほどイギリスは日本語教育は盛んではありません。)
  • 滞在先(寮等)が学校から提供されます。
    (イギリスの物価高に配慮し、寮のお手伝い等をすることで寮滞在が提供されます。寮費が参加費用に含まれているという意味合いではありませんので、予めご了承ください。)
  • ワーキングホリデービザまたは学生ビザで参加  ※参加者の条件により異なります
  • 必ずしも日本語教師養成講座などの日本語教師資格、教員資格等は必要ありませんが、関連資格をお持ちの方は学校側にも好まれます。

応募資格

※下記要件をすべて満たす方

  • 日本文化紹介を中心に、日本クラブやクラスを自分で立ち上げることができる自発性・積極性ある人。
    • 受身でおとなしい人、英語力に自信がない人はイギリス参加はご遠慮ください。
    • 心配性な人・神経質な方はイギリスに限らず、他国の日本語教師アシスタントプログラムにも向いておりませんので、ご遠慮ください。
  • 日本語クラスやクラブだけでなく、他の教科や寮のお手伝いなども積極的にできる人。
  • お申込みから出発まで日本在住の方(海外からの参加申込は不可。)
  • 憧れではなく、イギリスの現実的・基本的な知識をお持ちの方。
    ※四年制大学卒業の方や教職関連に就かれていた方が好まれる傾向があります。
  • 2学期間以上参加できる方。
  • 英語力が高い方(目安TOEIC800点以上~)。
  • 年齢:20歳以上30歳以下。→[年齢について]
    ※ご年齢に比例して、学生ビザ取得/学校探しが難しくなりますのでご了承ください。

注意点

  • 現地の学校は女性のアシスタントを希望していることが多く、男性の場合、派遣校やステイ先が見つからない場合が多いです。
  • 親子での参加(子連れ/親子留学)はできません。
  • お申し込みされる前に必ず現在の募集状況や条件をご確認ください。

選考方法

※応募条件等よく読まないで応募される方がいらっしゃいます。不合格となりますので、お問合せ・仮申込前に当ページをよくお読みくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

  1. 本募集要項をよくお読みいただき、まずは応募資格を満たしているか ご確認ください。
  2. 参加適合者には、今後のお手続きをご案内いたします。(一次書類選考、二次選考インタビュー)

※全体的な流れや準備する物などはこちら[お申し込みから出発まで]をご覧ください。

イギリス 学期スケジュール

 第2学期第3学期第1学期
申込〆切前年8月末4月末
活動開始1月上旬9月上旬
学期日程1月上旬~3月中旬4月下旬~7月上旬9月上旬~12月中旬
上表 学期スケジュールについての説明
  • 申込〆切日はあくまでギリギリの〆切日。余裕をもってお申込ください。
  • イギリスの募集は9月開始または1月開始の年2回のみとなります。
  • 準備研修は派遣開始前に2日間、ロンドンにておこなわれます。
  • 準備研修開始前日に準備研修地ロンドン到着が基本的な日程です。
  • イギリスは各学期の中旬頃に不定期に1,2週間程度のハーフタイムホリデーがあります。
  • 上記の日程は標準的な日程であり、学校によっては異なる場合があります。
  • 各日程は現地事情により変更となる場合があります。予めご了承ください。

イギリス 参加期間と費用

期間参加費用備考
2学期間590,000円
  • 左記は参加登録費50,000円も含んだ総額表示です。
  • イギリスは2学期間からが最低参加条件となります。
  • 参加費用に含まれるもの、含まれないものは下記をご覧ください。
3学期間650,000円
参加費用の内訳

参加費用に含まれるもの

  • 参加登録費(申込着手金)50,000円
  • 渡航前サポート(学校・滞在先詳細・地図、交通・準備研修の案内等)
  • ビザ代行申請費(ビザ種による。ワーホリビザで参加の方は自己申請割引20,000円対象)
  • 授業用参考資料CD、テキスト等
  • ロンドンでのオリエンテーション・準備研修受講費
  • ロンドンでの準備研修中のホテル滞在費及び歓送迎会費
  • 現地滞在費(寮のお手伝いをすることで学校より提供される)
  • 現地活動中の緊急時24時間対応の現地日本人コーディネーターによるサポート
  • 現地活動中のMonthly Reportや現地情報誌等の配布間接法日本語教授に役立つ日本語教師教材テキスト
  • 修了時の修了証発行(終了時 要望がある場合)

参加費用に含まれないもの

  • ビザ取得に必要な健康診断受診費
  • 無犯罪証明書取得にかかる費用
  • 渡航費および現地での交通費
  • 海外旅行傷害保険費
  • 現地滞在中の雑費(お小遣い、ホリデー中の滞在費等)
  • 準備研修中の歓送迎会以外の食費

関連Q&A

Q. イギリスの派遣校はどんなところですか?選べますか?

A. あいにく派遣校は選べませんが、イギリスの場合、主に都市部から離れた田舎のボーディングスクール(全寮制の学校)のセカンダリーへの派遣になる場合がほとんどです。具体的な派遣校については、学校側のその時々の要望(需要;アシスタント教師の必要性等)と、参加者の資格、経験、適性等を総合的に考慮した上で決めさせていただきます。また、イギリスの場合、専任の日本語教師がいない学校に派遣される場合もあります。

Q. 1日にどのくらい日本語の授業がありますか?

A. 学校によって様々ですが、イギリスの場合、通常授業は、月曜~金曜日が1日7時間、土曜日が5時間です(ボーディングスクールへの派遣のため土曜日の授業があります)。その枠組の中で、日本語を教える形となります。
英国の教科課程では、GCSEとA-levelで日本語が教えられていますが、メジャーな教科ではありませんので、各学年1クラス程度で、多くても各学校4クラス、その全てを教える事は無いので、週20時間くらいが平均授業時間数となりますが、詳しいスケジュール等は派遣校と参加者の話し合いによって調整していただくようになります。
また、学校によっては、低学年の生徒、また日本語を選択していない生徒のために、文化紹介のような形で日本語・日本文化の授業をお願いする場合もあります。空き時間などは他の科目の授業のお手伝いをお願いされる場合もあります。
その他、英国の学校の場合スポーツが盛んですので、学校によっても異なりますが、通常水・土曜日の午後に日本語の授業とは別にスポーツを行う学校が多いので、(強制ではありませんが)アシスタントの方も、このスポーツに参加するのが通常です。

Q. イギリスで日本語教師の勉強をする方法はありませんか?

私は現在、イギリスにワーキングホリデー(YMS)ビザで滞在しています。こちらで出会った友人らに日本語を教えてと頼まれることが結構あり、将来的には日本人であることを一番いかせる仕事として日本語教師を目指したいと思っています。こちらでワーホリで働きながらでも資格の勉強できる方法はないでしょうか?

A. イギリスでは日本語教師の絶対的な資格や基準は存在していませんが、一般的に日本語教師として働く際に求められる応募資格・採用条件としては、日本語教師養成420時間講座修了や日本語教育能力検定試験合格、大学で日本語教育を主または副専攻し卒業した者・・・などが求められることが多いです。

上記のうち、検定は日本で年1回しか開催されませんし、大学で専攻も今からでは難しいかと存じます。そうしますと、現実的な手段としては、「420時間講座修了」となります。
日本語教師養成講座こちらの日本語教師養成講座 420時間は、通信教育ですので、イギリスでも受講でき、これまでもイギリスご在住の受講生はたくさんいらっしゃり、欧州でも英国が一番受講生が多い国となっています。
イギリスでもすぐに役立つように、この講座では前半から英語で日本語を教える間接法も学習し、全課程では、文化庁のシラバスに基づいた420時間のカリキュラムを学習します。
教材一式がイギリスのお手元に届けば、後はインターネット(Eメール)などを介しての添削指導授受になりますので、それらの通信手段が確保できる場所でしたら、イギリスのどこからでも受講可能で、途中で他国に引っ越しても受講継続可能です。
通信講座なので、ご自身のペースで進めていけますが、例えば、1日1,2時間程度の学習で、早い方で半年、通常は7,8ヶ月から1年弱程度で修了される方が多いです。受講期限は1年半と余裕を持って設けてありますので、ワーキングホリデーしながらでも、働くながらでもそれほど無理なく受講を進めていくことが可能です。

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