ドイツはやはり基礎的なドイツ語力をお持ちで、「絶対にドイツがいい!」という、ドイツ指定のリピーターが日本語教師アシスタント参加者に多いのが特徴。以前にドイツに行った事があり、「今度は一般的な留学ではなく、もっと深い交流をドイツでしたい!」「ドイツ語力をもっと伸ばしたい!」という参加者が多いです。 ※「日本語教師アシスタント」は無給のボランティアプログラムです。
活動開始時期 ドイツは4月または9月の年2回の活動開始のみ 10月中までに選考→合格者→11月末最終〆切→4月出発 3月中までに選考→合格者→4月末最終〆切→9月出発 上記はあくまでギリギリのお申込。ドイツは学校手配に4ヶ月は要するため、4,5ヶ月以上前のお申込みが必須。現地ホリデー期間中などは手配ができませんので、余裕をもって選考インタビュー等、お済ませください。 現地の学校のカリキュラム等の都合上、早めに募集受付を締め切る場合があります。予めご了承ください。 【目次】:|概要・特徴 |資格・選考 |学期日程・費用 |よくある質問 |
ドイツの日本語教育環境と日本語教師アシスタント ドイツでは、日本語教育は日本語教師アシスタントの他の派遣国に比べればさかんではありませんが、国際交流基金の調査によると、10~20代の若者の中には、日本のマンガやテレビゲーム、映画、日本製品への興味から、日本や日本語に興味を示し、学習を始める学習者がいます。
1982年に中等教育で日本語教育が開始、1999年には全州で「アビトゥア」(大学入学資格試験)の試験科目として日本語の選択が認められました。日本語は基本的には第3外国語ですが、一部のギムナジウム (10~19歳までの9年制で、将来大学へ進学することを前提とした者が通う中等教育機関)では第2外国語として選択受講できるところもあります→下記[ドイツの教育制度 ]参照。
正課として日本語を扱っていない学校でも、週2,3回、AG (アーゲー;クラブ活動)として日本語や日本文化を扱っており、日本語教師アシスタントの活躍の場となっています。
ドイツにおける日本文化や日本の人気が高まれば、日本語教育の需要も高まり、日本語教師アシスタントの活躍の場は広がることになります。
ドイツのサッカーリーグ「ブンデス・リーガ」でプレイする日本人選手も増え、日本人へ親近感を持つドイツ人も増えてきています。語学留学では味わえない現地の子どもたちとの積極的な交流ができる<日本代表>日本語教師アシスタントならではの感動が、お待ちしています。
特徴 1学期間が約半年の2学期制。各州により学期の長さや開始時期、教育制度が様々です。 日本とは異なる教育制度。主な派遣校はギムナジウム(10~19歳までの9年制で、将来大学へ進学することを前提とした者が通う中等教育機関)となります。 →下記[ドイツの教育制度 ]参照 ドイツ語を使って日本語や日本文化を教えますので、語学留学以上にドイツ語の上達が見込めます。ドイツ語は中部ヨーロッパの主要言語。ドイツ周辺の近隣国で日本の人口と同じくらい(1.2億人)の人々に使われています。 このような方が参加されています ドイツ語やドイツ文化の学習に意欲的な人。自立心があり、日本語教授を中心に交流をしていきたい人。 基礎的なドイツ語力があり、さらにドイツ語を向上させたい人。 ワーホリでドイツに滞在予定だが、現地密着な何かをしたい人。 応募資格 上限30歳まで(社会経験のある25~30歳の方)。→[年齢について ] ワーキングホリデービザ推奨・~30歳まで→下記【ドイツビザの説明】参照 ※アシスタント教師は基本的に若年層(30歳まで)を対象としたプログラムです。 現地の学校は女性のアシスタントを希望していることが多く、男性の場合、派遣校やステイ先が見つからない場合が多いです。 教職課程履修者、教職実務経験者(教育実習を含)は優遇。 選考申込書の志望動機をドイツ語で書ける程度以上のドイツ語力(日常会話程度以上)がある方。(英語力だけですと渡航後に苦労されますので、要ドイツ語力です。) 出発までEメールを中心にスムーズにやりとりができる方(書類の授受が多いため)。 お申込み時から参加(ドイツへ出発)まで日本在住の方(ドイツでのお申込や日本国外からのお申込は不可) 。 注意点
親子での参加(子連れ/親子留学)はできません。 心配性な人・神経質な方は当プログラムに向いておりませんので、ご遠慮ください。 都市・派遣地の指定はできません。(ドイツは日本語教育は盛んではなく、都市を選べるほど受け入れていただける学校はないのが現状です。)→[ ドイツの実状説明 ] 「日本語教師アシスタント」は無給ボランティアプログラムであり、就職の斡旋ではありませんので予めご了承ください。 選考方法 ※応募条件等よく読まないで応募される方がいらっしゃいます。不合格となりますので、お問合せ・仮申込前に当ページをよくお読みくださいますよう、お願い申し上げます。
本募集要項・応募資格をよくお読みいただき、条件を満たす方で参加ご希望の方は、「仮申込フォーム」をご記入の上、お送りください。 一次書類選考後、2営業日以内に全員にEメールにて書類選考結果および一次書類選考合格者には二次選考(インタビュー日時調整)等の今後のお手続きをご案内いたします。 二次選考(インタビュー)実施後、2営業日以内に合否通知後、二次合格者には正式なお申込みに必要な書類を郵送にてご案内いたします。 ※全体的な流れや準備する物などはこちら[お申し込みから出発まで ]をご覧ください。 ドイツの学期スケジュール 日程 第2学期 第1学期 最終申込締切 11月末頃 ▼4月末頃 ▼ 出発→準備研修 4月 9月 学期日程 4月上旬~7月末 9月上旬~3月末
上表学期スケジュールに関する説明
各日程は現地事情により変更となる場合があります。 準備研修開始前日に準備研修地フランクフルト到着が基本的な日程です。 準備研修は派遣開始前にフランクフルトにて2泊3日(短期は1日)で開催されます。→下記[研修日程 ]参照 申込締切日はあくまでギリギリの締切日。お申し込みが早いほど学校決定等も早くなります。 ドイツは基本的には2学期制、各学期中に1,2週間程度のハーフタイムホリデーがあります。 →一例:イースター(3月下旬~4月上旬)、精霊降臨祭(5月中旬~5月末)、夏休み(7月~9月上旬)、秋休み(10月下旬~11月上旬)、クリスマス・新年(12月下旬~1月上旬) →これら日程は大まかな目安であり、ドイツ各州や派遣校によって異なりますので予めご了承ください。 ドイツ 参加期間と費用 期間 参加費用 備考 1学期間 500,000円 ドイツは1学期間=約半年、2学期間=約1年間です。 参加費用に含まれるもの、含まれないものは下記をご覧ください。 2学期間 550,000円
参加費用の内訳
参加費用に含まれるもの 参加登録費(参加着手金)50,000円 渡航前サポート(学校・滞在先詳細・地図、交通・準備研修の案内等) 授業用参考資料CD、テキスト等(1学期間以上参加の方のみ) フランクフルトでのオリエンテーション・準備研修受講費 フランクフルトでの準備研修中のホテル滞在費及び歓送迎会費 現地活動中の緊急時24時間対応の現地日本人コーディネーターによるサポート 現地活動中のMonthly Reportや現地情報誌等の配布 修了時の修了証発行(終了時 要望がある場合) 参加費用に含まれないもの ビザ申請費・代行費 ビザ取得に必要な健康診断受診費(求められた場合のみ) 無犯罪証明書取得にかかる費用 渡航費および現地での交通費 海外旅行傷害保険費 現地滞在費(準備研修中のホテル代を除く) 現地滞在中の雑費(お小遣い、ホリデー中の滞在費等) 準備研修中の歓送迎会以外の食費 現地でのビザ切替を弁護士に依頼した場合の弁護士費用(約420E)→[下記「ドイツビザの説明」参照 ] ドイツ <FAQ ~よくある質問~> Q1.ドイツの教育制度は日本とだいぶ違うそうですが派遣校はどんなところですか?
A. ドイツの教育制度は下の図のようになっています。日本と異なり、少々複雑に感じるかもしれません。日本語教師アシスタントのみなさんは、数あるドイツの進路の中でも、日本語教育が行われている、または日本語教育に理解があり、日本文化のAG (アーゲー:課外活動)などが行われているギムナジウム が主な派遣先となります。
<ドイツの教育制度> Q2.日本語教師アシスタント参加前の準備研修はどのようなものですか?
A. ドイツの日本語教師アシスタントに1学期間以上の長期参加される方は、フランクフルトにて2泊3日、フランクフルトオフィスにて以下のような内容とスケジュールでオリエンテーションと準備研修を行います。
【第1日目】フランクフルト空港着→ホテルへ送迎 【第2日目】ホテルにて朝食→午前:オフィスにてオリエンテーション、午後:日本語講師による研修 【第3日目】ホテルにて朝食、チェックアウト→オフィスにて研修→午後:派遣校へ移動
上記は基本的なスケジュールで、派遣校活動開始日などの都合で変更となる場合があります。
Q3.参加する際のビザについて教えてください
A. ドイツは他の日本語教師アシスタント派遣国と異なり、ドイツへ出発前、つまり日本国内で取得できるドイツのビザは、ワーキングホリデービザのみで、その他のビザはドイツ入国後にドイツの移民局(外国人局:Auslaenderbehoerde)に申請・取得しなければならない…..という点がポイントになります。
つまりワーキングホリデービザを取得すれば問題はないのですが、例えばワーキングホリデービザが取得できない方 は、ノービザ(一時滞在ビザ=いわゆる観光ビザ)で入国して、ビザの滞在有効期限の3ヶ月以内に、ドイツ国内にて日本語教師アシスタントをするためのビザ(Aufenthaltserlaubnis:滞在許可/ドイツで労働を目的とした人が持つ許可証)に切替なければなりません。 このAufenthaltserlaubnisは、ドイツの労働局が、雇用主(=日本語教師アシスタントの場合は学校)の所在管轄職業安定所に登録しているドイツ人の失業者に、この職種(日本語教師アシスタント)に適任者がいないかをまず調査し、ドイツ人で適任者がいないときに初めて日本人の日本語教師アシスタント参加者に許可が発行されるものなので、申請したからといってすべての人に必ずしも発行されるとは限らない ビザです。
今までの例では、無給ボランティアである日本語教師アシスタントであれば、ドイツ入国後、すぐに現地の移民局(外国人局:Auslaenderbehoerde)に申請すれば、通常1,2ヶ月ほどでビザはおりてますが、万が一、3ヶ月以内にビザがおりない可能性もぬぐえず、その場合は、3ヶ月でドイツ国外に出国しなければなりません。そのリスクを軽減し、3ヶ月以内のビザの切替がより確実に行われるように、自己申請ではなく、弁護士を経由してビザ申請をする必要があります。この場合、弁護士費用(420ユーロ弱程度)が、参加費用とは別にかかってきます。
ですので、30歳以下の方でワーホリビザを取得できる方には、ワーキングホリデービザでの参加を推奨しております。また、ワーホリビザが取得できない方は、上記の弁護士費用等が別途発生しますので、予めご了承の上、ご参加ください。
Q4.活動終了後、ワーキングホリデービザからのビザの切り替えは可能ですか?
A. 語学学校に通われることで学生ビザなどに切り替えて引き続きドイツに滞在することは物理的には可能ですが、ビザ認可の審査は移民局が行うものですので、弊社で保証するものではありません。ビザの切替申請は、ドイツ国内の滞在地の外国人局(Auslaenderbehoerde)での原則、自己申請となります。(管轄の外国人局にもよりますが)稀にワーキングホリデービザさえ知らない担当官などもおり、ビザ切替が認可されないなど、理不尽な対応をされることがあります(これはドイツに限ったことではありません)。ビザの取得条件などは予告なく変更されることがありますので、ビザ切り替えご希望の場合は、必ず現地の外国人局に最新の情報を確認の上、その指示に従いながら、あらゆる場面を想定して、余裕を持って臨むよう、ご留意ください。
Q5.ドイツのワーキングホリデービザの取得条件・申請方法を教えてください
ドイツワーホリ参加資格 ドイツのワーキングホリデーは、ビザ手数料・申請料は無料。18~30歳(30歳の誕生日までに申請)の日本人男女が取得条件を満たします。ビザ申請後、3ヶ月以内にドイツに入国してください(つまりドイツ出発の3ヶ月前くらいになったらワーホリビザを申請するということ)。
ドイツWHビザ申請場所 お住まいの住所地によって、ビザ申請場所が、東京のドイツ大使館と大阪のドイツ領事館にわかれます。 下記のドイツ大使館・領事館のwebサイトにも詳細が載ってますので、ご覧ください。↓ *西日本(沖縄~富山/岐阜/愛知)在住者→大阪のドイツ領事館 へ申請 *東日本(新潟/長野/山梨/静岡/東京~北海道)在住者→東京のドイツ大使館 へ申請
Q6.ドイツのワーキングホリデービザ取得の際の保険について教えてください
A. ドイツのワーキングホリデービザを取得するには、上記年齢制限に加えて、「ドイツで有効な保険 」に加入していることが条件にあります。「ドイツで有効な保険」の主なポイントは、 1.歯科治療が担保されていること。 2.妊娠時の治療が担保されていること。 の2点があげられます。 1番の歯の治療については一般的な海外旅行保険で歯科治療付きを選べば問題ないでしょう。但し、2番の妊娠時の治療については、一般的な海外旅行保険では妊娠に関わる治療費は22週ぐらいまでしか補償していないのがほとんどです。22週以上でも妊娠に関わる治療費を補償しているのは、上記ドイツ大使館やドイツ領事館でも案内している[Step-In(ステップイン)保険 ]となります。 まとめますと、ワーキングホリデーで1年ドイツ滞在を考えている人は、 ■女性→Step-In保険 、 ■男性→一般の海外旅行保険でも、Step-Inでも大丈夫。 となります。 以上はあくまでご参考としていただき、それ以上の詳細や正確な最新情報等は各保険会社に直接お問合せの上ご確認いただき、ご自身に適した保険をお選びください。
Q7.派遣地(都市)や学校は選べますか?
A. あいにく派遣地や学校は選べません。ドイツに限らずヨーロッパ全般に言えることですが、欧州はみなさんが期待されているほど日本語教育は盛んではありません。ですので、都市や学校を選べるほど日本語教師アシスタントが活動できる学校はなく、受入れていただける学校があるだけでもありがたい、というのが現状です。また、過去に受入れ実績がある学校であっても、参加を希望する時期の学校のカリキュラムの都合や、参加者の素養(ドイツ語力や職歴・学歴など)によっては受入れていただけない場合もあります。日本語教師アシスタントはどなたでも参加できるプログラムではなく、日本語教育の現状を含め、ご理解いただけますと幸いです。
Q8.ドイツでは皆さんどのような場所でどのような活動をされていますか?
A. アシスタント教師のみなさんの学校生活や活動状況、そして派遣校がどんなところか、につきましては、以下のリンク先にてまとめてありますので、ご参照いただけますと幸いです。
Q9.ドイツで日本語教師養成講座を受講できますか?
A. 通常、日本語教師の資格の1つとされるものに「日本語教師養成420時間講座修了」がありますが、あいにくドイツでは通学できる420時間講座というのはないかと存じますが、こちらの420時間の日本語教師養成講座 420時間 通信教育 であれば、ドイツにいながらでも受講できます。 文化庁のシラバスに基づいた420時間の学習内容のカリキュラムを通信(Eメールなど)で学習していくので、通信手段が確保できる場所なら、地理的不利益をこうむることなくドイツのどこからでも 学習できます。 実習風景をおさめた動画教材も充実。直接法に加え、ドイツでも役立つ、外国語を媒介として日本語を教える間接法 も学べますので、習得したスキルは欧州他世界で教える際にも重宝することでしょう。 教材がお手元に届けばいつでも受講開始でき、通常、半年超~1年弱程度で修了される方が多いです。修了時には、「420時間の修了証明証書」を発行し、ドイツまで郵送いたします。