花粉

みなさん海外渡航が近づいてくると、いろいろなご質問を頂戴します。特に数ヶ月以上、留学される方などは、英語力以外にも生活全般に渡って、いろいろな準備が必要となります。

Q.オーストラリアにも花粉症はありますか?

・・・というご質問を海外に出発されるみなさんから受けることがありますが、結論から言うと、オーストラリアでも花粉症はあります

但し、日本でみなさんが一般的に苦しんでいる「杉」花粉症は、ほとんどありません。

芝生の「芝」花粉症といった、オーストラリアならではの花粉症があります。

しかし、日本でなんらかの花粉症をお持ちの方は、アレルギー体質で異物に対して過敏になってしまっているので、オーストラリアでも生活していると、新たな花粉症を発症するケースも非常に多いようです。

実際、日本語教師アシスタントとしてオーストラリアで活動している方から、以下のようなご連絡をいただいたこともあります。

・・・あと、花粉症になってしまいました。オーストラリアでは大丈夫だろう、と思っていたのに・・・どうやらスギ花粉だけではなかったようです。1日中、みんなから“Bless You!”と言われてます。(NEさん、アデレードのミッション系カレッジで日本語教師アシスタント)
→「オーストラリアの日本語教師アシスタントの学校生活」より

例えばシドニーなどは、南西方面からの風向きによっては、花粉もかなりひどくなりますので、オーストラリアだからといって油断はなりません。

海外ではマスク着用は難しい

海外では、マスクは「予防のため」という概念がなく、「感染症の病気にかかっている人が着けるもの」という根強い偏見があります。
そのため、、マスクを着用していると、周囲に奇異の目で見られたり、時に「あっちへ行け」と暴言を吐かれたり、差別そして暴行さえ受けることもあり、そうした動画もネットで散見します。

鼻マスクノーズマスクピット

そのため、日本人で海外渡航される方は、こうした鼻に差し込むタイプの見えないマスクを着用して、自己防衛する人も多いです。

  • マスクだと化粧が崩れて困る
  • マスクだとメガネが曇って前が見えない
  • マスクだと周囲の人から不審者のごとくジロジロ見られる
  • マスク不足でマスクを入手できない

という方にオススメです。

乾燥と紫外線

花粉症以外のも、オーストラリアで気を付けなければいかないものがあります。

それは乾燥(湿度の低さ)と紫外線です。

毎年のようにオーストラリアの広範囲に及ぶ大規模な森林火災のニュースを目にするように、太陽光の強さ他、さまざまな原因による森林火災が起こり、その煙や粉じんが都市部にまで及ぶことがオーストラリアでは多々あります。

花粉症のアレルギー持ちの方は、その埃などで鼻炎がひどくなることもあります。

紫外線

また、アトピー性皮膚炎の方なども要注意です。

オーストラリアやニュージーランドなどのオセアニアは、南極(オゾンホール)が近いこともあって紫外線が強く、また乾燥もしており、なおかつ水は貴重な資源なので、ホームステイなどでも5分程度内のシャワー利用制限(水利用制限)などがある所も少なくなく、日本のようにお風呂での保湿ケアができず、アトピー性皮膚炎がかなり悪化してしまう方がいらっしゃいます。

実際、オーストラリアの日本語教師アシスタントで活動されていた方も、現地でアレルギーがひどくなって、活動途中で帰国せざるをえなくなった方なども過去にいらっしゃいます。

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