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ニュージーランド日本語教師ボランティア授業教案

NZ 日本語教師アシスタント募集 国旗

日本語を教えるって、なかなか日本語教師養成講座などのマニュアル通りにいかない時ってありますよね。だって相手も自分も人間だもの。

ニュージーランドで日本語教師アシスタント・ボランティアとしてご活動されているみなさんの、実際の授業で「使えた」ネタをご紹介します。現在、日本語教師や日本語教師アシスタントとしてご活動しているみなさん、これから参加するみなさん、ご参考にどうぞ!

みんないろいろと試行錯誤してがんばってますよ。

NZ 日本語教師アシスタント・ボランティアの授業風景・教材

 SUKIYAKI SONG

「上を向いて歩こう」(坂本九さんの曲)は英語版もあるの、知ってましたか?英語版のタイトルは「SUKIYAKI SONG」っていいます。(収録したCD購入できます→→)
この前、マオリ語のクラスで教えることになったのですが、彼女たちはこの「上を向いて歩こう」を英語で歌ってました。その時、私はひたすら日本語で歌い続け、生徒にそれをマネさせて覚えさせたのですが、最終的にはみんな日本語で歌えるようになっていたので驚きました。歌ってスゴイ!・・・でも私は30分間休みなく歌い続け、すごく疲れました・・・(MMさん、ニュージーランド・ロトルアの中学高校で日本語教師ボランティア)

 動物の絵

position word(前・後ろ・上・下など)を覚えさせるために生徒一人ひとりに動物の絵を描かせたのは効果がありました。生徒は木陰にいるへびやベッドの上にいる猫の絵など思い思い、楽しそうに描いてました。動物の数の数え方の練習にもなります。完成した絵を教室の後ろに掲示したのも子どもたちにとってはやりがいになったようで喜んでました。(MSさん、ニュージーランド北島ウェリントン郊外で日本語教師アシスタント)

 パソコンを使ってみる

パソコン教室のPCを使って、Year9と10(高校生)に日本語入力に挑戦してもらいました。ローマ字入力ではあるものの、なかなか大変でした。これをやると促音や拗音の確認にもなるし、生徒はそれぞれにお気に入りの日本的なイラストを添えたりと、楽しんでいるようだったので、一石二鳥という気がします。(KMさん、ニュージーランド北島ウェリントンのカレッジで日本語教師アシスタント)

 8月といえば・・・

8月の2週目、広島&長崎のPeace Dayにちなんで、原爆のこと、千羽鶴の話、折り方を説明しました。事前にそれぞれのクラスで先生方が“Sadako and 1000 paper cranes”を生徒に紹介していたり、原爆がどういうものか説明してくれたりしていたので授業は進めやすかったです。広島や長崎の様子をプリントアウトしたものや、実際に作った“千羽鶴もどき”(50羽程度・・・^^;)を見せながら話をすると、いつもは落ち着きのない生徒が真剣に話を聴いてくれました。その後、鶴の折り紙の折り方を教えたのですが、一斉に教えたため、クラス(30名弱)がグシャグシャになってしまいました。次のクラスから、鶴を折る時は5人ずつくらいの小グループに分け、順番に教えたらスムーズに進みました。(YMさん、ニュージーランド南島クライストチャーチの小学校で日本語教師アシスタント)

 個別の時間を作る

一人週に一回限定ですが、日本語の授業の終わりや昼休み、放課後を使って、私が生徒一人ひとりと個別に日本語で話す時間を今学期から持つことができるようになりました。クラスだとなまけものの生徒も一対一になると、進んで話しかけてきます。クラスではうかがえない生徒の個性が見れて効果大だと思います。Year12,13の生徒にもなると、かなりしゃべれるので、私にとっても楽しい時間です。ここで出てきた文法的な間違いを、授業にて、日本語の先生に復習してもらってます。(THさん、ニュージーランド北島ハミルトンのカレッジで日本語教師アシスタント)

 お正月を英語で紹介する: The New Year

以下は日本語教師をされている皆さんの、日本のお正月の英語での紹介方法です。

1.お正月の概要 - O-shogatsu

正月は日本でも、欧米におけるクリスマスと同じように、日本人にとって重要な節目であり、お盆と並んで最も長い休みです。
Just as Christmas is in the West, New Year (Shogatsu) is for the Japanese a very important event. Along with o-bon it is the longest holiday of the year.

2.お正月の期間 -New Year period

Q. 正月はいつからいつまでですか? How long does shogatsu last?

A. 昔は1月のことを正月と言っていましたが、今では1月の最初の3日間を指すのが普通です。
Formerly the whole month of January was called shogatsu, but now it usually refers to the first three days of the month.

3.お正月の準備 - Preparations of the New Year

Q. 新年を祝うのにどんな準備をするのですか?
What kind of preparations do you make to celebrate the New Year?

A. おせち料理を作ったり、門松を飾ります。
We prepare special New Year dishes called OSECHI and put up KADOMATSU(the New Year pine decoration).
また、年賀状を書いて、大みそかの真夜中には除夜の鐘を聞いて新年を迎えます。
We also write New Year’s greeting cards. At mid-night on New Year’s Eve we listen to temple bells ring in the New Year.

4.新年の祝い方 - How to celebrate the New Year

Q. 日本人は新年はどのように祝うのですか? 
How do the Japanese people celebrate the New Year?

A. 「あけましておめでとうございます」と挨拶をし、元日にはおとそを飲み、雑煮やおせち料理を食べます。
On the New Year’s Day, saying “AKEMASHITE-OMEDETO GOZAIMASU/A Happy New Year(to you) ! ”, we drink O-TOSO(spiced SAKE) and eat ZONI(a soup cantaining rice cakes and vegetables) and the OSECHI dishes.

お正月はどこの神社やお寺も初詣の人で混みあいます。また、初日の出を拝みに行く人もいます。
During the New Year holidays shrines and temples everywhere in Japan are crowded with worshipers paying their first visits of the years. Some people go out to worship the first sunrise.

5.お年玉 - O-toshidama; a gift of money

Q. お年玉って何ですか? What is O-TOSHIDAMA?

A. お年玉とは、元々は新年を祝ってする贈り物のことでした。現在は正月に大人が子どもにあげるお金を言います。
O-TOSHIDAMA was originally a gift given at New Year. Now, O-TOSHIDAMA is a gift of money given to children by their elders at New Year.

6.お正月の遊び - New Year’s Pleasures

Q. 子ども達は正月はどのように過ごしていますか?
How do children enjoy themselves during the New Year holidays?

A. 現代では、TVゲームをしたりと、ふだんの休日と変わりありません。以前は、たこ揚げ、羽根突き、かるた、すごろくなど正月特有の遊びがありましたが、今ではあまり見かけません。
Nowadays, they do the same things they would on an ordinary holiday・・・such as playing TV computer games and so on. In times past, there were such New Year’s pleasures as flying kites, battledore and shuttlecock, card games, Japanese backgamon. One seldom see them nowadays.

7.お正月の関連語 - Key words of the New Year

年賀:New Year’s greetings / 年始回り:a round of New Year’s calls / 初夢:the first dream of the New Year / しめ縄:a sacred rice straw rope / もち:rice cake /お年玉付き年賀ハガキ:a New Year’s lottery postcard

日本語教師海外派遣で海外渡航される際は、ご自身のこれまでの12年間分とか、24年間分の年賀状を生徒に見せる実際のサンプルとして持っていくとよいでしょう。12年間で干支(十二支)が一巡します。動物を日本語で覚える授業などでも年賀状は有効活用できます。また、ご自身が写っているお正月の家族写真などをアルバムに入れて持っていくと重宝します。

NZで日本語を教える活動をするには

上記のようなニュージーランドの学校で活動するためには、日本語教師アシスタント・ボランティアのニュージーランド募集要項記載の応募資格や参加条件を満たした上で、選考に合格していただく必要がございます。参加されたみなさんは、このような学校で活動し、こうした学校生活をニュージーランドで過ごされています。日本人があまりいない環境で、現地の人々に囲まれ、「本当の海外生活」が経験できるのが日本語教師アシスタント・プログラムの魅力です。日本代表として日本語を教えるという責任あるポジションに就きますので、一般の留学よりも英語力の向上が見込まれ、参加者の皆さんはこのような英語習得術で切磋琢磨されていらっしゃいます。

上記は日本語教師アシスタント・ボランティア・プログラムについてですが、有給の日本語教員として働くには、こちらの「NZで日本語教師になるには」にまとめてありますのでご参考にしていただければ幸いです。

(その他Q&A)

ニュージーランドで日本語教師の勉強をしたい

Q. ニュージーランドで日本語教師ボランティアとして活動していますが、授業教案もマンネリ化してきており、もっといろんな引き出しを頭の中に持ちたいと思いました。また、将来的には日本語教師を目指しており、もっと専門的に日本語教育を学びたいと資格取得を考えたのですが、ニュージーランドには日本語教師養成講座などがありません。NZにいながら日本語教師の勉強を専門的にすることはできないのでしょうか?

日本語教師養成通信教育420時間
A. ニュージーランドご在住でも日本語教師養成講座の履修は可能です。
こちらは通信教育講座となりますが、日本語教師としての採用条件の1つとして挙げられることが多い、文化庁のシラバスにそった「日本語教師養成課程420時間」がニュージーランドでも学べる講座です。
New Zealandでも即役立つ英語で日本語を教える「間接法」も学べ、通信(Eメール/FAXなど)で学習していくので、通信手段が確保できる場所なら、地理的不利益をこうむることなくNZのどこからでも学習できます。実習風景をおさめた動画教材も充実。途中で引っ越しても受講継続可能です。

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