『先輩からのアドバイス』
~出発前の準備編~
先輩日本語教師アシスタントのみなさんから、
これから参加されるみなさんへのアドバイスのうち、
このページでは出発前の準備に役立つ情報をご紹介します。
出発までのご参考にしていただければ幸いです。
※このページをプリントアウトして各項目の□欄をチェックして準備リストとしてお役立ていただくことも可能です。
出発前に勉強しておけばよかったこと
英語
□いくら勉強してもきりがないですが、やはり英語はもっと勉強しておいた方がよい
□こちらにきてから、英語を話すことには慣れたが、ボキャブラリーの不足をいつも感じる。やはりボキャブラリーは努力しないと増えない。
日本に関して
□自分の住んでいる町のことをもっと詳しく勉強しておくべきだった:人口(自分が住んでいた町の人口)、面積(日本や自分が住んでいた町の広さ)、特産物、故郷から東京までの距離…etc.
□政治、歴史:どんな事でもいいのでより多くを知っておきたかった
□「日の丸」や「君が代」の成り立ち→ガイドブックやインターネットなどで調べられますね。
□宗教:クリスチャンスクールに派遣され、この事が話題になることが多かったので。
□神社(神道)とお寺(仏教)の違い
□車やコンピューター、現地の物価(コーヒー1杯いくら、など身近なものの値段)
□今現在の日本の小中高校の様子:自分が通っていた時とは異なるだろうから
□自分が子どもの頃やっていた遊びや歌のおさらい。レッスンで使えそうなゲームを知る。
□子どもとの接し方、惹きつけ方
□第二外国語として日本語を学ぶ人の為の本などをたくさん読んでおくべきだった
□日本語の文法:自分でわかってはいても相手にはなかなか理解してもらえなかった(中高生)
□パソコン:テスト作成や、教材制作に役立つ。パソコンはあると便利。なければないで何とかなる。
日本文化
□茶道、華道、武道→日本と言えば、このイメージを持っている人が多いので。子どもたちの前で披露できる技を身につけておけばよかった。学校内のイベントでも茶道は重宝される。
□料理→ホストファミリーに日本食を作ることを期待された。寿司、普通のカレーライス、肉じゃが焼き鳥、親子丼、五目ご飯、すき焼き、お好み焼き、焼きそば、そぼろのお握りなどお勧め。
□盆踊り、浴衣の着付け
□日本の学生の間ではやっていること→同年代の子に関してはかなり興味を持っている(特に中高生)。(ジャニーズ系の)アイドルの名前、ポスター、雑誌などを持参すると使える。
派遣される国について
□文化や歴史:→日本とのかかわりなども理解しておくとよい。人口(日本はその国の何倍?)、面積(その国は日本の何倍?)…など。
→渡航前にその国のガイドブック(地球の歩き方など)1冊を丸暗記しよう!巻末には歴史年表なども載っています。
□時事問題:ステイ先や派遣校での話題づくりに役立つ、またそこででてくるボキャブラリーを知っておく事が会話に入るコツ
日本から持ってくればよかったもの
↓ほとんどの物が100円ショップでも売ってますね。「お金をかけない」。それがポイントです!
□千代紙
□うちわ
□手ぬぐい:福笑いや相撲のまわしとしてつかえる
□着物:男女両方の浴衣、子ども用があるとよかった
□おもちゃのお金:ゲームに使えると思った←100円ショップでも売ってますね。
□マンガ本やファッション雑誌:日本の今の若者についてわかるような物
□小学校一年生の国語のテキスト、ドリル
□日本の国歌のCD (←JEGSの教材にも入っています。)
□日本のTVコマーシャル(CM)が入った動画集。かなりウケる。
□日本の携帯電話(←進んでいるので)、印鑑、名刺
□日本語の旅行雑誌(旅行会社の店頭に置いてあるもの)。観光地、特産物が載っていて便利
□中学時代に社会で使ってた地図帳。←その国の生産物や人口とか載ってて便利。
□日本の新聞、広告、チラシ(食品、住宅など):きれいな写真が入ると喜ぶ
□日本のファストフード店のメニュー(店頭に置いてあります)←みんな興味津々。カタカナ学習や物価の説明、「いらっしゃいませ!」と店員やお客さんになってのロールプレイングにも使えます。
□キャラクタースタンプ、シール←「よくできました」印を回答した子のノートなどに押してあげると喜ぶ。
□写真:幼稚園や小学校の写真、街並み、食べ物など
□書道道具:本物をみせたかった。
□筆ペン (持ってこれるようなら生徒の人数分)
□ご祝儀袋、ポチ袋
□室内用スリッパ:寒い地方はあたたかいものが必要
□コンタクトレンズのスペア、めがねのスペア
□目覚まし時計←朝、起きれなかった!
□日本の化粧品、日焼け止め:現地の物が肌に合わなかった
□自分の生い立ち写真アルバム(家族、家、町、制服、成人式etc、学校での自己紹介用、渡航直後ホストファミリーとコミュニケーションの第一歩としても使える)
□プリクラ写真←自分の写真を紹介がてらあちこち気軽に貼れるので便利。
□電子辞書:はじめて見る子どももいるので話題になる←盗難注意!!
□英語の文法書、TOEIC問題集:自習用、現地でTOEICを受験した時に必要だった。
□お好み焼きソース
□お茶のティーバック ※現地で売っている場合もあります。
※日本のグッズはたくさんあったので逆に荷物になったという意見も。事前に学校のコンタクトスタッフ(日本語の先生)と、可能であればアシスタント教師前任者と連絡をとって何が必要か聞くとよいですよ。
派遣校について
学校にもよりますが、一人で任されるケースはレッスンプランから自分で、日本語の先生がいてカリキュラムが整っているケースでは通常、机間指導、板書、発音などアシスタント的業務が主な仕事、月1、2回もしくは学期末などに自身が中心となり文化紹介をしたりするケースが多いです。
最近ではほとんどの学校がweb(ホームページ)を持っています。学校決定時にJEGSからお渡ししている学校詳細にもできる限りwebアドレスを載せてますので、出発前にwebで学校の予習(1年を通じてどんな学校行事があるのか…etc.)をしてください。
活動内容
□低学年→折り紙など(クラフト系)/高学年→文化、地理、習字、茶道、日本とカナダ(オーストラリア、ニュージーランド、ドイツ、フランス、イギリス)の比較、食文化(寿司作りはとても好評)
□エッセイの作成・採点、教材制作
□イベントや遠足のお手伝い、
□スペリングテスト、発音、漢字を担当
□教科書朗読
□机間指導
□折り紙クラブ(昼休み)
□他教科の手伝い(日本語の先生が他教科も担当している場合があります。英語、算数etc)
評判だったレッスン
□折り紙:空き箱を土俵にしたトントン相撲、飛行機コンテストなども楽しい
□カルタ作り
□ビンゴ:数やひらがな
□ドッジボール
□フルーツバスケット
□だるまさんがころんだ
□だるまおとし、剣玉
□絵描き歌、手遊び歌
□福笑い:キャラクターの顔でやるのも楽しい
□料理:巻き寿司、おにぎり、やきそば、たこやき、焼き鳥(準備は大変だけど子どもは興味津々)
□盆踊り:ブリスベン領事館で浴衣をレンタルできたので皆で着て中庭でやった
□しりずもう:父兄が来てビデオを撮るほど人気
□節分の鬼のお面づくり
□既習単語を使っての魚釣りゲーム
□昔話の読み聞かせ(英語訳にして)
□動作を伴う授業:body parts/立って座ってetc
□チーム対抗でのゲーム
□箸ゲーム:ポップコーン・ジェリービーンズを箸でつまみ取れた分だけ食べられる
□year8でプロジェクトとして日本について興味あるものを調べて大きな上にまとめた。生徒一人一人が真剣に取り組んでより一層日本に興味を持つようになった。
□数字や挨拶を学んだあとテープに録ってみんなで聞いた
□こちらのページもご参考に→【先輩からのアドバイス~活動中編】
派遣校のスタッフ(他の先生たち)とのコミュニケーションについて
□最初スタッフルームにいくのが緊張した。
□遠慮しすぎた。
□スタッフが忙しい。
□相手によって話しやすい人、そうでない人がいた。
□あいさつだけはきちんとするようにした。
□“Hello”“Hi”“How are you?”だけでなく、その後に相手の名前を付けるようにしたらうまくいった。
□簡単な受け答えはできるが会話が続かない。
□気づいたらできるだけスタッフを手伝って早く‘同僚’と認めてもらえるよう努力した。
□コミュニケーションはとれたが先生がお天気屋さんで困った。
□みんな優しくて話しやすかった。
□満足とまではいかないが色々話し掛けたりできた。
□もっと積極的に、間違いをおそれずに話せばよかったと後悔している。
□話し掛けてくれている人もいたし、無視する人もいたがあまり気にせず開き直った。
□仲良くなった先生とは週末に遊んだりした。
□集団だと入り辛いので、一人でいる先生を見つけては話しかけて友達になった。
→|日本語教師ほか体験談メニュー
(C)Copyright JEGS International Co.,Ltd. All Rights Reserved.