2012年7月4日、オーストラリアの幼稚園ボランティアを派遣している園などに、オーストラリア・NSW州政府から通達があり、幼稚園のスタッフだけでなくボランティアも「警察の無犯罪証明」を提出しなければならなくなった、とのこと。→[ 無犯罪証明書(犯罪履歴証明)とは ]

オーストラリア・NSW州でも無犯罪証明書提出義務化の動き

この無犯罪証明書(警察証明書)の提出が、短期のボランティアスタッフにも適用になるのか/ならないのか、といった詳細までは通知になかったため、現地の幼稚園や保育園は現在混乱している模様です。

オーストラリアの州によっては、「短期のボランティアについては実質免除」といった州もありますので、幼稚園ボランティアの派遣先であるNSW州でも今後同じようになる可能性もありますが、いずれにしても、オーストラリアにおいても、児童保護に関わる法律が年々厳しくなってきており、幼稚園ボランティアや日本語教師アシスタント・ボランティア参加者に求められる書類や課せられる条件も厳格化の一途であるのが実情です。

ご参考までに、例えば、オーストラリアのQLDで18歳以下の児童に接する仕事に従事する場合は、例えそのポジションがボランティアであっても、例え短期であっても、ブルーカードの申請・登録が義務付けられています。

また、オーストラリア・ビクトリア州では、同じく18歳以下の子どもに接する仕事に携わる人にはWWCC:Working With Children Check制度への登録が義務付けられています。

今回もそれらと同じ流れで、NSW州でも今後、ボランティアであっても、WWCC登録義務化(無犯罪証明書/警察証明書提出も義務化)への動きがみられています。
旅行の延長のような感覚で気軽にボランティア、というのは今後少しずつ難しくなっていくことでしょう。

オーストラリア NSW州 WWCC段階的適用日程
WWCC適用日程
file:///C:/Users/T/Downloads/FS2_phaseinschedule_July2014%20(1).pdf
幼稚園ボランティアやアシスタント教師等は2014年4月以降適用される予定。

※JEGSのボランティア参加者のみなさんには、個別毎に順次、最新情報をお知らせいたします。

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